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剣岳・立山周辺山スキー
(写真&コメント)
剣沢をベースにあちこち滑りまくってきました
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 山域  北アルプス 立山、剣岳
 山行日時  2004年4月29日(木)〜5月3日(月)
 登山形態  山スキー
 メンバー  A野、T世、(N村)
 行程  長次郎谷、池平山、真砂沢、平臓谷、
 温泉  大町温泉郷 薬師の湯(500円)  大町市の日帰り温泉施設 


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■4月29日(木)  扇沢⇒室堂⇒剣沢BC   快晴  


最終日に滑るはずだったタンボ沢
雷鳥沢を登る
剣御前からのシュプール

剣沢小屋周辺には暇つぶしに良い、手頃な斜面がたくさんある。剣御前に登って滑るも良し、別山の斜面に登って滑るも良し、やや足を伸ばして一服剣あたりの斜面を滑るも良し・・・。





■4月30日(金)  剣沢BC⇒長次郎谷⇒剣岳⇒長次郎谷滑降   快晴      


長次郎谷は出合は狭いものの、中流部からは大きく開けてくる。左に源次郎尾根、右に八ッ峰という名門ルートに挟まれ、日本じゃないみたいな景色が広がる。この日は雪が緩かったので、コルまで余裕でシール登高できた。

長次郎谷出合
長次郎谷中流部
八ッ峰のスカイライン

剣岳の山頂に登るのなら、二俣あたりから源次郎尾根に乗っかってしまったほうが良さそう。左下の写真の最後の懸垂が終わったところあたりに出れば、山頂までは雪がつながっている。長次郎のコルから山頂を目指すにはちょっとややこしい。三ノ窓側も普通の装備ではちょっと厳しそう。

源次郎尾根最後の懸垂ポイント
剣岳山頂から剣沢と立山方面
八ッ峰と長次郎谷(山頂より)





■5月1日(土)  剣沢BC⇒二股⇒池平山   快晴      


別山谷出合
二股のやや上流部では水流が出ていた
三ノ窓雪渓

剣沢から二股までは遠い道のり。途中にある山スキールートになっている沢の出合を見ながら下っていた。あまり評判の良くない別山谷は、一定の傾斜で一直線に源頭まで突き上げている。雪面はデブリもなく、まあまあきれいで、そんなに悪い印象は受けなかった。出合だけでみると、真砂沢のほうがよっぽど貧相だ。三ノ窓雪渓はスケール、景観ともに長次郎谷に勝るとも劣らぬ、素晴らしい谷のようだ。今回は入れなかったのが残念・・・。

北股を歩く(目指す池平山はまだ遠い)
裏剣を見ながらの登り
池平山はどこでも滑れるオープンバーン

平の池手前で池ノ平小屋方面に向かうトレースから離れて、最短距離で池平山を目指した。ここからはまっさらの斜面となる。左手の裏剣の素晴らしい眺めを堪能。

池平山は剣沢から離れているせいか、穴場的な存在のようだ。しかし、山頂からの滑降ルートは色々と取ることができる。尾根筋を滑っても気持ち良いし、広い沢筋に入っても豪快に滑れる。今回A野君は一瞬の快楽を求めて、山頂直下から小窓雪渓にダイレクトに滑り込んでいた。

となりの仙人山もスキーで滑れそうな斜面が豊富で、緩斜面あり、急斜面ありで、なかなか楽しそう。二股付近にベースを作れば、当分の間遊んでいられそうだ。





■5月2日(日)  剣沢BC⇒真砂沢&平蔵谷滑降   快晴      


剣沢BCから1時間チョイでドロップポイントに立てる真砂沢は、太陽が上がらないうちに滑ることができる、おいしい沢だ。逆にカチカチになってる場合もあるかも・・・。ウチらは別山山頂から滑り込んだ。結構な急斜面だったが、雪質は程よく、下はボール状になっているので恐怖感はない。真砂岳側から滑り込んでもかなりの急斜面。アイスバーン時や緩いのが良い人は、コルから滑れば緩そう。

別山からの立山と真砂沢源頭
別山から雷鳥平のテント村を見下ろす
真砂沢上部の快適な斜面

真砂沢の真骨頂はカール状の底までの急斜面だが、中流部の広〜いU字谷も魅力的だ。チマチマとターンするより、ロングターンでゆったりと滑っているほうが気持ちよかった。出合あたりでは狭く荒れた感じの渓相となり、1ヵ所滝のようなジャンプ台になっていた。

真砂沢は中流部までは広い沢
真砂沢中流部より振り返る
真砂沢の出合は貧相



平蔵谷は出合から一直線にコルまで伸びている。下流部はデブリがいっぱい出ていて、あまり登ったり滑ったりする意欲は湧かなかった。しかし、少し登ると左側が大きく開けてきて、剣周辺の沢にふさわしい、日本離れした景観となった。長次郎谷に比べるとやや狭く、両側の傾斜もきついためか、あちこちで新雪ザラメが雪崩となっていた。

平蔵谷出合
平蔵谷は中流以上は開けてくる
剣岳山頂からの滑降ルート

平蔵谷はスキーだけの目的で登る人は少ないようで、もっぱら源次郎尾根などの下山コースとなっている。剣沢の出合までは早そうだが、そこから剣沢小屋までは1時間の登りになるので、意外と辛いのでは・・・。

平蔵のコルの前剣側
平蔵のコルより山頂
平蔵のコルから谷を見下ろす

出合から見ると湧かなかった滑降意欲だが、コルに立つと俄然湧いてきた。沢芯はトレースでボコボコになっており、滑れたもんではない。右岸は開けており、ところどころデブリはあるものの、快適な滑りができた。出合直前の右岸の急斜面が最高に気持ちよかった。



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