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栗駒山/山スキー  イワカガミ平より往復

 山域  東北 栗駒山
 山行日時  2005年5月1日(日)
 天気  晴れ時々くもり
 登山形態  テレマークスキー
 メンバー  A山、T世
 行程  イワカガミ平⇒栗駒山⇒直下の急斜面〜登り返し⇒イワカガミ平
 温泉  栗駒温泉郷 駒の湯(300円)




2005GW東北遠征3日目は栗駒山。3日目をどこにするか散々悩んだ挙句の栗駒山。下調べもほとんどなく、雪があるかもわからず、スキーで滑れる斜面があるかもわからず・・・で、出たとこ勝負だ。まあ、ダメなら残雪ハイクでもいいし・・・。そんな感じで栗駒山に臨んできました。

きのうは鳥海山を滑った。鳥海山と栗駒山は直線距離は近いのだが、いかんせん栗駒山の登山口であるイワカガミ平は宮城県側。移動に結構な時間を食った。須川温泉からという手もあったが、地形図を見るとイマイチすっきりしてないので没にした。移動距離があったので、昨晩は鳴子のお隣岩出山町の道の駅で寝た。栗駒山は半日コースなので、朝ゆっくり出ても十分だろう。てなわけで、朝ゆっくり出たのにいこいの村でゲートが閉まっていた。現在7時半。ゲートの開く時間はなんと9時・・・。1時間半も暇をこく羽目に。歩いて登るにはちょっと長い。せめて雪が付いていれば帰りは下れるが、帰りにアスファルトを歩くのは勘弁だ。いこいの村で新聞を読もうとするが、きのうの新聞・・・。ほとんど車でボケーっとしていた。いきなり下調べ不足のツケがでてしまった。

イワカガミ平(9:25)⇒栗駒山(11:20〜12:20)⇒イワカガミ平(13:20)

9時開通予定だったが、やや早めにゲートが開いた。開門を待つ車の行列が一斉にスタート。ブナ林の九十九折れの道あたりも良い斜面になっていた。厳冬期とか良さそうだ。イワカガミ平の駐車場に到着。ここは台地の末端で、はるか遠くに栗駒山の山頂がチョコンと見えていた。なんとか雪はつながってそうだ。

イワカガミ平より
なかなか山頂は近づかない
やっとこさ山頂への登り

ゲートでみなさん待たされていたので、一斉にみなさんスタート。行列となって栗駒山に向かっていく。ここはスキー比率が少なく、ほとんどの人が残雪ハイクといった感じ。そのなかでもゲレンデスキーを背負った人、ゲレンデスキーのビンディングが付いた板にシールを貼って登る人・・・、バラエティーに富んだ形態の行列だ。延々とタラタラの台地を登る。天気は下り坂らしく、南風が入って今日も霞んでいる。台地が終わり、いよいよ栗駒山への登り、というところで一息入れた。遠く見えた栗駒山だったが、1時間くらいでもう手の届くところに山頂がある。標高差はなかなか稼げないが、距離は見た目よりもずっと早くこなせる。
山頂には立派な看板が
直下にある唯一の快適バーン
直感快適バーンを見上げる

最後の登りは台地に比べると傾斜は増すが、斜度的に滑って楽しい斜度とは言えない・・・。登ったルートをそのまま滑っても充実感はなさそうだ。山頂から南面に滑り込む斜面はある程度の傾斜があるので、そこを楽しむしかないかな・・・。ひと登りで山頂へ。山頂は山容と同様に広い。北に焼石岳と思われる山、西に虎毛山かもしれない山が見えていた。距離的には近いはずだが、霞んでいるのでかろうじてボヤーッと見える程度だ。風下にあたる潅木の裏で大休止。今日もビールを開ける。かなり気温が上がっているようで、風が強いわりには寒くなかった。



ボチボチ下りますか・・・ということで、やはり南面のバーンを滑ることに。みなさん数ターンしてすぐにトラバースして、登って来た斜面に戻っている。谷底まで滑った跡はなかったが、ここは底まで滑らないと充実感は得られないでしょ!登り返しはあるけど・・・。そんなわけで、楽しくなくなるところまで一気に滑った。ここが終わればあとはタラタラの台地しか残っていない。このコンパクトな斜面に今日一日を凝縮。快感に浸りながら滑ることができた。登り返しは思ったよりキツカッタ・・・。

もう一度同じ斜面を滑りたい衝動を抑えて、登って来たルートをタラタラと滑る。それにしても、登るときに行列ができるほどの人だったが、今は登ってくる人は皆無。下る人も疎らになってきた。今日登った人のほとんどはゲート開門の時に登ったということになる。ターンすると止まってしまいそうな斜面が延々とイワカガミ平まで続く。おまけに雪が腐り、板が雪に吸い付いてしまう。まあ、歩いて下るよりも早いからヨシとしよう!

スキーとしてはイマイチの栗駒山だが、ハイクとしてはのんびりとしていて良い山だった。山頂の少し西の稜線上から南の谷に滑り込むルートは楽しいかもしれない。アプローチに問題はありそうだけど・・・。下山後は駒の湯で汗を流す。かなりキツめの湯で、温泉らしい温泉。ただ、露天がなく、ゆっくり入れる感じではなかったのが残念。ここでA山君とはお別れ。3日間ありがとうございました。

あさって岩木山でT橋家と再び合流することになっているので、明日の予定は決めていないが、とりあえず行けるところまで北上することに。最低盛岡は越えておきたいな。途中のスーパーで買出しをしたり、回転寿司で夕飯を食ったり、延々4号線で北上。田舎道は走っていて気持ちよいが、4号線はつまらない・・・。高速に乗りたいところを我慢してなんとか今日のねぐらである西根の道の駅に着いた。




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