山登りのページTOP 山行記録 山スキーのページ 沢登りのページ 北アルプス全山縦走 南アルプス全山縦走 リンク PLOFILE |
北アルプスの紅葉 2007年版2007年 10月5日(金)〜7日(日)新穂高から双六、三俣、黒部五郎カール、秩父平、杓子平・・・とカールを巡ってきました 恒例の体育の日3連休紅葉ツアー。うまい具合に今年は前日に休みが取れて4連休に。定番の穂高(ちなみに昨年は)に行っても良かったけど、せっかく4日あるので、以前から気になっていた黒部五郎カールの紅葉を見に行くことにした。主役は決まった!・・・が、難しいのは脇役を含めたルート取り。折立からの入山とか、いろいろと考えた末、メインディッシュを黒部五郎カール、鏡平、双六〜三俣のカールの巻き道、そして笠方面へ縦走し、秩父平、杓子平・・・とした。このあたりのカールを総ナメしてやろう!紅葉はやっぱりカールが美しい!
今日は双六にテントは張りっぱなしで黒部五郎岳往復なので、準備は楽チン。ピストンってことで芸がないかもしれないが、双六〜三俣は行きを巻き道、帰りは尾根コースを歩き、黒部五郎小舎〜黒部五郎岳も行きはカール、帰りは尾根道を下る。重なる部分は三俣蓮華岳と黒部五郎小舎の間だけなので、かなり楽しめるのではないかなあ・・・。まずは朝日の当たる三俣への巻き道に期待!
この双六〜三俣の巻き道は、ほぼ森林限界上にある。なので、派手に染まるナナカマドやダケカンバなどの潅木は、ところどころにあるくらい。主体はお花畑なのだが、チングルマやツツジ(?)系の葉っぱが紅葉し、地味だけどなんとも言えない味のある秋を感じさせてくれる。これが点在する白い巨岩やカール壁と絶妙にマッチするんだわ。ナナカマドの華やかな紅葉も好きだけど、こっちの地味な紅葉も好きだ。
三俣蓮華岳から黒部五郎小舎の間は、主にハイマツの稜線。ハイマツのみでは、さすがに秋は感じられない。夏と同じ。ところどころにチングルマのお花畑があって、そこに来ると瞬間的に秋になる。黒部五郎岳のパックリ開いたカールが正面に見える。ここから見る限りでは、色づきは今ひとつか・・・?でも、夏でも楽園のような場所なので、きっと秋の今は超楽園に違いない!草原のコルに経つ黒部五郎小舎は、風情たっぷりだ。すでに小屋閉め後であった。どうりで人が少ないと思った。
できれば登りながら明るいカールを堪能したかったけど、まあ仕方がない。少し進んでは振り返りながら下っていく。登りの時に撮った暗いカールの写真は、帰り道に全て撮り直しのような格好になってしまった。黒部五郎小舎から三俣蓮華岳までの標高差約500mの登り返しが、今日の核心だった。
大ノマ乗越から大ノマ岳への登り。標高差のある苦しい登りだが、ここは予期せぬ見所だった。何が良いかといわれると困るが、なんとなく良かった・・・。大ノマ岳の南側の狭いピークには、なぜかたくさん人が集まっていた。本峰よりも低いはずだけど、尖がったピークに登りたがるのは山ヤの習性か?
秩父平から抜戸岳へは300m近い登り。この登りの間に、東側の谷から雲が湧き上がってきた。最後の主食である杓子平を残しているというのに・・・。笠新道分岐に到着。杓子平にはわりと雲が少なく、なんとか展望にありつくことができた。杓子平はスケールがでかい!笠の稜線は断崖絶壁が多いけど、ここだけは異常に広い斜面になっている。以前スキー(穴毛谷)でも滑ったけど、穂高を見ながらのスケールの大きい斜面を滑るのは感動もんだった。
さて、最後に感想。
|