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焼岳

終わりかけの紅葉と、降りたての新雪を求めて・・・





 山域  北アルプス  
 山行日時  2007年10月21日(日)
 天気  快晴!
 登山形態  ハイキング
 メンバー  単独
 温泉  なし

過去の焼岳の記録 焼岳(2003年11月)  焼岳山スキー(2005年3月)



この週末は日光遠征を企てていた。ところが、強い寒気が入って荒れる・・・という予報に怖気づき、木曜の晩に早々に中止を決めた。実際はまあまあの天気だったような気がするが・・・。でも、T世さん風邪気味だったので、なんとも言えないところ。結局のところは、一人で焼岳に行くことにしたのだった。

中の湯登山口(7:20)⇒焼岳(9:10〜30)⇒登山口(10:45)

金曜日の雨は高い山では雪。土曜の朝には常念の初冠雪を拝むことができた。土曜日夕方からも寒気が入ってきて、夜のうちにもうひと降り。紅葉と新雪が期待できそうだ。朝から雲ひとつない快晴!雪をかぶった常念がきれいだ。その分寒い!車のフロントガラスが今年初めて凍っていた。ウチから1時間ちょっとで中の湯へ。すると、登山口の駐車スペースは車があふれかえっていた。路駐、路駐、路駐・・・の嵐。ここには止められないので、200mくらい上の広くなったところに止めた。

登山口付近の紅葉具合
紅葉は沢渡あたりが色付きはじめ。安房峠に登るにつれて、色がにぎやかになってくる。登山口の高さくらいからが見頃。これはちょうど良い!と思っていたが、しばらく登山道を歩いていたら、暗い針葉樹の林に変わってしまった。針葉樹林帯を抜けて、りんどう平で開けるが、そこはもう既に紅葉は9回の裏。終わる寸前だった。今回一番きれいだったのは、下堀沢の左岸台地だったかな。

きのうの夜は登山口の高さでも雪だったようだ。あえて積雪量で言うなら、1,2センチってとこか。まあ、まぶした程度のものだ。焼岳の山頂付近でも、雪の量は同じ。おととい高い山で降った雪、焼岳はどんなもんだったのか・・・?

久しぶりの一人歩き。どこまで体力が落ちたか試してみるか・・・と、力を入れて歩くことにする。5分もしないうちに団体さんに捕まる。譲ってもらうも、すぐにまた捕まる。登山口にあれだけ車が止まっていたんだから、仕方ないわな・・・。5団体くらいに捕まったかな。リンドウ平で休むつもりにしていたが、ここに大群が休憩していた。この先は見える限りでは団体は見えない。休まず歩くしかないな・・・。結局は山頂までノンストップで歩き通す。ま、団体さんに捕まってる時が休憩みたいなもんだったが・・・。

リンドウ平から焼岳
焼岳の斜面と穂高


リンドウ平で穂高が目に飛び込んでくる。さすがに穂高、しっかり真っ白になっていた。紅葉がもう少し残っていたらなあ・・・。赤く染まったナナカマド葉っぱが、雪の上にたくさん積もっていた。夕べの風で散ったな・・・。の登るにつれて乗鞍岳も見えてくるが、下界から見た方が白く見えた。霞沢岳もイマイチ雪は薄い。

下堀沢右岸台地
噴気を上げる南峰


山頂は意外と人が少ない。何十人・・・もしかしたら100人くらい抜いたからな。これぞ360度の大展望!空気も澄んでるし、文句の付けようのない景色!・・・なのだが、今ひとつ感動に欠けるのは何故・・・?周りの人たちはみんな感激していたのに。見えすぎ?目が肥えたから?雲が全くないから?年食ったから?

焼岳の噴火湖
山頂からの穂高連峰
山頂からの穂高と槍
笠ヶ岳から黒部源流の山々


さてと、下山。登りの時に抜いてきた人たちとすれ違うことになる。うんざりだ・・・。まあ、こんな人気の山を選択した自分が悪い。というか、こんなに人が多いとは思わなかった。恐るべし・・・百名山。感動に欠けた理由のひとつはこれかな。

樹氷?エビの尻尾?
下山でのすれ違いは大変だったが、あきらめと覚悟をもって臨んだので、それほど苦にはならなかった。苦になったといえば、雪が融けてぬかるんだことかな。リンドウ平の前後、両側笹の道は雪が融けてピチョピチョに。泥が跳ねる跳ねる。右岸へ左岸へ、渡渉回数は数え切れない。

針葉樹林帯に入って、下りの傾斜が強くなると、やっとぬかるみから解放された。登山口には11時近くに着いたが、最後まで登ってくる人がいた。駐車場にはこれから登るのかな?と思われる人もいた。遅立ちだなあ・・・。


下山後は安房峠に立ち寄る。トンネルがあるにもかかわらず、観光客の車で賑わっていた。峠からは穂高が良く見えるけど、焼岳の山頂から見るよりも、ここから見た方が感動的であった。感動の傍らで、白谷山、安房山、安房平などのスキールートの偵察も入念に済ませておいた。楽しそうなルートもみつけれたので、冬が来るのが楽しみだ!帰りに松本へ。ブンリンでこの冬の新兵器を購入したのであった。何を買ったのかは内緒・・・。




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