秋田駒ヶ岳 お花見ハイキング


花真っ盛りの秋田駒へ!ムーミン谷はロケーション最高でした!


阿弥陀池

■2015年7月5日(日) ■秋田駒ヶ岳 ■天気:晴れ時々くもり ■メンバー:T世
■コースタイム 八合目(6:33)⇒阿弥陀池(7:32〜52)⇒男岳鞍部(8:06)⇒男岳(8:17〜27)⇒男岳鞍部(8:41)⇒駒池(9:14)⇒大焼砂(10:26)⇒横岳(10:40〜48)⇒焼森(10:48)⇒八合目(11:14)
 ■温泉:アルパこまくさ(520円) ■食事:やま正(新発田のラーメン屋)


梅雨の前半、まだ梅雨前線が南岸あたりをウロウロしている時期は、北の方にまで雲が届かずに、東北は比較的晴れることが多いです。この時期、花真っ盛りの東北は狙い目なのであります。ただ、ここんとこ平日は晴れるくせに、土日になると天気が悪くなる悪循環に…。この週末もはじめ頃は晴れマークが並んでいたのに近くなるほど悪くなり、前日あたりには雨マークと曇りマークに…。遠征する気も削がれますが、コロコロ変わる予報が良い方に変わることを信じて決行だ!ダメなら観光。

温泉 グルメ
6/3  摩耶山  あつみ温泉下ノ湯(200円) 晴天の風(鶴岡のラーメン屋)
6/4  羽黒山&弥陀ヶ原  田沢湖温泉 東風の湯(370円) とりぞば 一寸亭(河北町)
6/5  秋田駒ヶ岳  アルパこまくさ(520円) やま正(新発田のラーメン屋)

東北遠征最終日は予定の山では一番遠い秋田駒ヶ岳。北ほど天気が良い予報になり、登る山も北に押し上げられた格好です。秋田駒は遠いけど行程が長くないので、午前中に降りてくればその日のうちに帰宅できるかな…と。高山植物真っ盛りで、おまけにロケーションが素晴らしい秋田駒ヶ岳。欲求不満気味だった今回の東北遠征でしたが、最後に挽回できました!

■秋田駒ヶ岳八合目から片倉経由で阿弥陀池へ

リサーチ不足といいますか、ほとんど調べてなかったといいますか…。秋田駒ヶ岳八合目へのマイカー規制は終日と思い込んでました。5時半までに入れば自分の車で上がれたようです。バス代と時間を損してしまいました。6時1分アルパこまくさ初のバスに乗って、6時半前に八合目に着いたのかな。マイカーがたくさん止まってました…。

天気はやや雲が多いものの、ほぼ晴れ。ただ、空気は湿っぽくてモヤ〜としてます。乳頭山への稜線もボンヤリとしていますね。田沢湖もボンヤリ見える程度。片倉展望台経由で男女岳の山腹を時計の逆回りで阿弥陀池を目指します。歩き始めから高山の雰囲気満点で、ハクサンチドリやら何やら咲いています。


八合目登山口です


歩き出してすぐ・・


男女岳の山腹を巻きながら登ります「


オノエラン


ミヤマダイコンソウ

■阿弥陀池を一周します

秋田駒ヶ岳は2度目になります。一回目は秋。阿弥陀池あたりの紅葉は終わった後でしたが、天気は最高の秋晴れでした。この時は男女岳に登ったあと、乳頭山まで縦走しました。今日は男女岳はパスし、まずは男岳に向かいます。阿弥陀池からコルに上がる斜面は、ミヤマダイコンソウとエゾツツジが特に賑やかでした。


山腹の巻道から阿弥陀池へと


草原に木道が映えます!


阿弥陀池


避難小屋


阿弥陀池を一周して


男女岳


こんなところにダイコンソウ

■阿弥陀池から男岳へ

横岳と男岳のコルに着くと、これから降りるムーミン谷が見下ろせます。ここから眺めるに、中央火口丘が女岳と小岳。それらを取り囲む男岳、横岳、大焼砂のグルリが外輪山。落ち込んだ谷がムーミン谷という構成になっているのがわかります。そのムーミン谷のチングルマがスゴイ!との専らの噂であります。コルから直でムーミン谷に降りる道はありますが、まずはオアズケで男岳に登りましょう!


男岳に行ってみましょう!


男岳と横岳のコルに向かって登ります


少し登って阿弥陀池


エゾツツジとミヤマダイコンソウの群落


エゾツツジ


男岳と横岳のコルより女岳


カルデラの中に小岳


男岳へと稜線を歩きます


阿弥陀池と横岳


エゾツツジ真っ盛り!


男岳


横岳とのコルに戻ります


阿弥陀池には行かずムーミン谷へ


ムーミン谷への下り

■いよいよムーミン谷へ

男岳から五百羅漢経由でムーミン谷に降りようと思ったら、エアリアは破線になってました。結局コルまで戻ってから降りました。谷に降りると主役はチングルマに変わります。チングルマは満開のところや、すでに綿毛になったところもあります。これから咲くとこもありそう。あとはヒナザクラが可愛かったですね〜。

高山植物もいいんですけど、何と言ってもロケーションがいいです。ムーミン谷は高山植物咲き乱れる別天地なんですが、この別天地を取り囲む外輪山の荒々しさが、このロケーションを引き立てていますね。女岳からは少し噴気が上がっています。東日本大震災のあとで出したようです。秋田駒の噴火警戒レベルは1ですけど、ムーミン谷で大きな噴火に遭ったら怖いなあ…。

雰囲気的に逆回りの人が多いような…。ボクも最初は逆回り(大焼砂を南下しムーミン谷を北上)で考えていました。ムーミン谷が太陽に向かって歩くことになるからです。そのぶん大焼砂が順光になるからいいかなと思ったのでした。ガイドブックもこの歩き順になってたし…。実際のところ、ムーミン谷では振り返ってばかりいましたね〜。太陽の向きもそうなんですが、景色的にもムーミン谷は北を見ながら歩く方が良さそうです。


ヒナザクラ


チングルマ


チングルマ


チングルマ畑を・・・


逆回りの人の方が多かった


駒池方面へ


駒池


駒池のほとりに咲くヒナザクラ


団体さんも多かったです


こちら本日最大の団体さん


早いところでは綿毛に

■大焼砂を登って横岳へ

ムーミン谷は駒池がクライマックスで小岳を過ぎると景色は一変。一面の火山礫?の殺伐とした風景になります。これで別天地はオシマイか…と思ったら、今度はコマクサロード。外輪山の道に出て、少し登ったあたりはコマクサオンパレードでした。あと、タカネスミレも負けじと咲いてましたね〜。外輪山の道の両側には杭とロープが張られていています。コマクサ保護かな。遊歩道チックだったけど、殺伐とした中でアクセントになっていました。

ムーミン谷では逆光だったけど、大焼砂では背に太陽があって、順光のクッキリした景色を見ながら歩けました。さっき歩いたムーミン谷を見下ろし、荒々しい外輪山の稜線を眺めながら、足元にはコマクサ…というシチュエーションであります。雄大な景色だったけど、景色の変化が少なくて途中で飽きてきました…。火山礫の登りもフクラハギに堪えるし…。暑いし…。横岳はまだか…と。


お花畑から一転砂礫に


砂礫地になると主役はコマクサに


コマクサは今が旬というかんじでした


砂礫の外輪山


遊歩道のような手すり


コマクサがいっぱい咲いてました


歩いてきたムーミン谷


コマクサに負けじとタカネスミレも


振り返ります

■横岳からは焼森経由で八合目に下山

横岳で休憩して、あとは八合目に降りるのみ。バスの時間をチェック。ただ今10:40なので11:50のバスには乗れそう。いったん乳頭山へと続く稜線を進み、火山礫の広い山頂の焼森に。朝より乳頭山がクッキリしていました。八合目に着くと同時にバスが出発。11:15発があったのでした。あと1分早く降りていれば、もしかしたら乗れたかも…?この待ち時間が勿体ない…。携帯も圏外だし…。


横岳


焼森


阿弥陀池が見えました


乳頭山へと続くなだらかな尾根

■あとは温泉に入って帰ります 新発田の『やま正』へ

アルパこまくさに降り、温泉もアルパこまくさで。このあたりにしては高い520円だけど、施設的に仕方ないかな。温泉らしい湯だし、温度も低めで気持ちよいです。景色もヨシ!あとは帰るのみ。安曇野まで600q強の道のりです。途中、新発田の『やま正』というラーメン屋へ。何年か前にも来てて、とっても美味しかったので再訪です。記憶は曖昧ですが、メニューが減って量も減ったような…。家に着いたのは23時でした。13時半に田沢湖出たので、9時間+休憩ってとこかな。


新発田のやま正で夕ご飯





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