摩耶山 ハイキング(山形の)摩耶山山頂
せっかく東北行くので金曜休んで3連休に。その金曜がまたビミョウな天気で、本命を持ってくるには勿体ない…。そんなわけで初日は摩耶山。今まで聞いたこともなければ、どこにあるのかも知らなかった摩耶山。ただスルーしていただけだと思いますが、三百名山だったんですね〜。摩耶山は鶴岡の手前、あつみ温泉の奥にある1000mちょいの山。東北初日の山にはいい場所にあります。行程も長くなさそうだし。 ■摩耶山の越沢登山口へと向かいます安曇野を早朝出発。どんより曇り空の中を東北へと向かいます。前線から遠い東北の日本海側ほど晴れる予報が出ている通り、新潟は明るい曇り空のお天気です。山形県に入ってすぐ、国道345号を右に曲がって山の中へと分け入り、関川峠のトンネルを抜けてしばらくで砂利道へ。砂利道を2キロほど進むと登山口です。先客は3台。なんと松本ナンバーも。あとは関東と地元のナンバーでした。平日に県外ナンバーが止まっているあたり、さすが三百名山といったところでしょうか。
■登りは中尾根コースから渓谷沿いの登山道を進みます。適度に面白そうな滝があって沢登りに楽しそうだけど、岩が黒くて渓相がイマイチです。しばらくで追分方面と滝方面に分岐。追分経由の道が初心者向けとあったけど滝方面へ。いきなり踏み跡が薄くなり、スリリングなヘツリとか出てきました。スリリングだったのはここだけですけどね。 すぐに滝で出合う二俣に。間の尾根ということで『中尾根コース』かな。右の滝は見栄えの良い滝です。その左壁に付けられたハシゴを登っていきます。豪快に落ちる滝を右手に見ながらのハシゴ登りは爽快でした。ハシゴを登り切ってからは、ひたすらの急坂登り。標高が低くて蒸し暑くて、汗がドバドバ出てきます。中腹で横切るトラバース道は今は荒廃しているみたいです。 ほとんど斜度が緩むことなく急登りが続きます。とくに展望が良いわけでもなく、山が変わっているわけでもなし。三百名山に選ばれているからには、何か見どころがあるはずだ…と期待を込めて急坂を登ります。生えてる木がだんだん低くなり、急に視界が開けたと思ったら稜線に出ました。
■摩耶山の山頂へ稜線からは正面に朝日連峰、左手に月山が。摩耶山の反対側にあたる東側は険しい岩峰がニョキニョキと生えています。東側からも登山道がありますが、こちらの方は見るからに険しそうです。楽しそうでもありますが。切れ落ちて、ズリ落ちそうな稜線を南に少し進むと摩耶山山頂であります。 山頂は無人。先客の人たちも同じ周回コースか、追分経由の道をピストンかのどちらかですかね。空模様は曇りベースですけど、なんとか朝日連峰と月山を見ることができて良かったです。何も見えないのとは大違いですからね。山頂で中休止しますが、とにかく蟻が多くて大変。ふくらはぎに登ってきて何度か噛み付かれました。
■下山は追分経由の初心者ルートで下りのルートは初心者向けというだけあって、とっても歩きやすい道でした。地形図を見る限りでは、そんなに違うとは思えないんですけどね。微妙な斜度の差、尾根の広さで道の付けられ方も違ってくるんですかね。道が歩きやすいだけでなくて、生えてる木も雰囲気良かったですね。気持ちよく下って、登りで歩いた渓谷沿いの道に合流です。この渓谷沿いの道も、心なしか帰りの方が雰囲気良かったような…。日が当たるようになったからかな。 三百名山に入ってるんだから、それに見合う何かがあるはずと期待して登ったけど、結局のところ期待外れ…かな?下の連瀑帯、東面の険しい岩峰、急峻な山容は確かに特徴的ではあるけれど、これで三百名山と言われると…微妙なところ。三百名山に全部登ったわけではないから、えらそうなコメントはできませんけど…。ま、悪い山ではなかったのは事実であります。
下りにあったお地蔵さん
■温泉とラーメン大汗かいたことだし、温泉!温泉!いつも看板だけみて素通りする『あつみ温泉』へ。ネットで探しても釈然としないので、通りにあった観光案内所へ。公衆浴場を教えてくれました。観光協会に近い『下の湯』へ。かなり新しい温泉でしたね。温泉は無人。料金箱に協力金200円を入れるシステム。湯はメチャ熱!水は入れられたけど、追い付かなくてヒザ下までしか入れませんでした。頭と身体を洗えたからヨシとします。 続いて腹ごしらえ。鶴岡で探していると、鶴岡は隠れたラーメン激戦区とのこと。人気のありそうな店は何店かあったけど、夕飯の時間はやってないとこもあったりで、『晴天の風』というラーメン屋に落ち着きました。オシャレな感じの店で、高校生カップルが3組?も。まあまあ美味しゅうございました。明日はお昼頃にかけて雨予報のため観光とします。羽黒山の麓の随神門近くの公共Pで車中泊。
|