お盆明けのパッとしない天気の週末、久しぶりに八ヶ岳へ。桜平から根石岳、硫黄岳、峰の松目を周回してきました。桜平から登るのは初めてで少し楽しみでしたが、稜線まではいわゆる八ヶ岳って感じ。稜線に出るとガスに覆われてほとんど展望ナシ…。天気悪いのは織り込み済みだったけど、もう少しマシだったらよかったのに…と思ったのでした。
日程: 2017年8月20日(日) くもり時々霧 ジャンル: 山歩き エリア: 八ヶ岳 メンバー: 単独 コースタイム: 桜平駐車場(中)(5:30)⇒登山口(8:40)⇒夏沢鉱泉(6:00)⇒オーレン小屋(6:35~40)⇒根石岳(7:15~30)⇒夏沢峠(7:55)⇒硫黄岳(8:35~9:20)⇒峰の松目(10:00)⇒基部で休憩(10:15~30)⇒オーレン小屋(10:50)⇒夏沢鉱泉(11:10)⇒登山口(11:20)⇒駐車場(11:25) 温泉: 食事: |
人気の山域の核心は駐車場。調べてみると桜平の駐車場は今年(2017年)に整備されたみたい。http://www.o-ren.net/news/entries/2017/000271.php かなり広そうではありますが、できれば近くに止めたいところ。朝4時前に安曇野を出て、5時半前に桜台に着きました。一番登山口に近い駐車場までは行かず、登山口まで600mの桜平駐車場中というスペースに止めました。拍子抜けするほどガラガラでした。お昼前に下山した時点でも、埋まり具合は半分程度。今日は混まない日なのか…?混む日でどの程度のものかわかりませんが、桜平は他に比べると駐車場環境は恵まれてそうな気がします。
安曇野出発時は晴れてて、諏訪に入るとどんより曇り空となり、登山口はその雲の上に出ました。ヨシヨシ!と思ったのも束の間、歩き始めてすぐ高いとこに雲がかかり始めます。力入れないと登れないほどの急な林道を進むと、ゲートのある登山口。一番近い駐車場はこの先150mとのことでした。なので状況は確認できず…。
桜平駐車場中に駐車 | 渓流沿いの林道を進みます |
ゲートの先も急な林道登り。しばらくで夏沢鉱泉通過。この先は途中で林道から山道に変わりました。オーレン小屋で十字路。さて、どう回るか…。一番に峰の松目はないかな…。晴れてれば横岳あたりまで足を伸ばすことも考えると、まず根石岳から登るってもんか。
夏沢鉱泉 | オーレン小屋 |
小屋前とか登山者は疎ら。駐車場の空き具合に比例する感じ。このあたりは人気の八ヶ岳の中でも地味なエリアなのかな…?緩い傾斜の樹林の中の道を登って行くと箕冠山。ここは樹林に覆われてて展望ナシ。少し北に進むと灌木なりますが、生憎ガスガスで眺め効かず。根石岳なんてすぐそこのはずなのに…。
根石岳のコルに降りると吹きさらしになってて、コマクサ保護の囲いがありました。コマクサはほぼ終わり。たまたま一株だけ元気なのがあったので、写真に収めておきました。根石岳山荘がガスの中にボンヤリと見えていました。目の前の急斜面を登ると根石岳。
箕冠山は樹林の中 | 根石岳山荘のあるとこ | |
根石岳はガスガス… |
岩が積み重なったような根石岳の山頂。西風が強かったので東側へ。東側に行ったのに強いまま。すぐ北には天狗岳があるはず。時折太陽の気配があります。一瞬でもいいから見えて欲しかったけど、願いは叶わず…。15分ほどいたけど諦めて先に進むことに。
箕冠山まで戻り、ここからは稜線を辿って夏沢峠へ。峠に近付くと雲が薄くなり、前方には雲のかかった硫黄岳。その雲、次第になくなって硫黄岳が全部見えました。ヨシヨシって感じですな。根石岳も晴れたかな…と思って振り返ると、手前の箕冠山には雲がかかっていました。夏沢峠には2軒の山小屋があるんですね。
夏沢峠から硫黄岳までは300mチョイの登り。すぐに樹林帯を抜けて灌木帯へ。岩を回り込むと高山帯に。硫黄岳山頂は見えてるけど、箕冠山以北は相変わらず雲の中。硫黄岳より南は見えてるのだろうか…?期待しながら山頂に着いたところ、同時に雲に覆われてしまいました。
夏沢峠に下りてきたら雲がなくなった!
硫黄岳への登りより 箕冠山は雲の中
硫黄岳への登り
硫黄岳の登り 振り返ります
あら残念…。また雲が取れないかと時間稼ぎに火口の縁にある道を歩きます。行き止まりまで行って、少し戻ったところで休憩します。全くもって雲が消える気配なし…。目的を展望からダイエットに変えます。お盆に実家で溜めたのを消化しなきゃ…
硫黄岳の山頂に登るとまたガスガス…
幻想的ではありますが・・・
火口の縁の道を行き止まりまで進んでみました
登山地図によると峰の松目は展望なし…とのこと。今日のような展望のない日が、ある意味登りどきか!天気が良い日は勿体ないもんな…。硫黄岳から少し下った赤岩の頭が十字路。赤岳鉱泉、オーレン小屋、峰の松目の分かれ道。峰の松目方面に入ると、いきなり踏み跡薄く、ハイマツなど被るように。
展望ないのにわざわざ行く人もいないんでしょうね。とはいえ、足元には今日のものと思われる踏み跡がしっかりあります。オーレン小屋の分岐となっているコルの先で、なんと約40人の団体さんとすれ違いました。『過酷な道でした…』とガイドさん。どんな過酷な道が待ってるかワクワクしながら登ってると、ワンポイントだけ嫌らし目の岩場あり。きちんと整備されてないし、ここを40人通すのは大変だっただろうな…
赤岩の頭の手前で雲の下に出ました
峰の松目への道 ごく一部だけ雰囲気よかった
急登が終わってしばらく緩く登ると峰の松目。登山地図に書いてある通り展望なし。もし峰の松目が展望効くとこなら、主稜線から飛び出した位置にあるので、展望はすこぶる良好と思われます。しかし、如何せんシラビソの密林。山頂には三角点あり。わざわざ三角点にも標識。40人の目的はコレだったのかも?しかし、この狭い山頂に40人ってのも大変だったでしょうね。
峰の松目は深い樹林の中 | 三角点があるから人が来るのか…? |
山頂でゆっくりする気分にはなれません。峰の松目の基部のところ、南側に降りる道がありました。すぐ行き止まりで、そこは岩屋のようになってました。ここは南に開けてます。晴れてれば阿弥陀岳、赤岳、横岳の眺めが良さそう。ここでしばらく休憩してました。
あとは下るのみ。オーレン小屋への道もメインの道と合流するまではやや細め。小走りに下ったたら膝が痛くなりました…