文化の日3連休最終日は大峰山脈の釈迦ヶ岳へ。登ろうと思った最初の動機は単に二百名山だから。眺めの良さそうな笹原の写真を見て行くと決めました。眺めのいいところがあるんだろうな…と歩き始めたところ、最初から最後までずっと眺めがよかったです。とくに一面の笹原にカエデ系の木が点在する気持ちの良いロケーションが長く続きました。これもスッキリと晴れてくれたおかげであります。
日程: 2017年11月5日(日) 天気: 晴れ ジャンル: 晩秋の山歩き エリア: 近畿 大峰山脈 メンバー: Y崎さんち、T世 コースタイム: 太尾登山口(7:05)⇒1468m分岐(7:40)⇒吉田の森(8:15~20)⇒釈迦ヶ岳(9:05~35)⇒吉田の森(10:20)⇒1468m分岐(10:50)⇒太尾登山口(11:20) 登山口情報 国道168から太尾登山口まで林道18キロ。舗装されてて悪路ではない。登山口には駐車スペースあり。満車でも路肩が広いのでたくさん停めれそう。キレイなトイレあり。 温泉:夢乃湯(600円) 食事:春日井市 鶴亀堂 |
前日の金剛山に引き続き、Y崎さんちとの山登り。前夜は道の駅『吉野路大塔』で泊まりました。5時に起きたらまだ暗い。雲が多めなのはわかりました。これから晴れてくれるでしょう。
本日の核心の一つはアプローチ。国道168号を18キロ走って、さらにそのあと林道を18キロ。2週連続台風がやってきて、林道が心配だったけど、役場に電話したら大丈夫とのこと。この林道、悪路じゃなくて助かった。ずっと舗装されてました。ダートだと倍かかるからなあ。ただ、長い…。まあ、標高1300mまで連れてってくれるんだから我慢せねば…。
6時半過ぎに登山口に着きました。登山口前にある駐車スペースは8割がた埋まっています。釈迦ヶ岳、人気あるんだな。駐車スペースは登山口前が一杯でも、林道沿いに点々とスペースがありました。落石注意な場所もありましたけど。立派なトイレ完備です。
登山口にあるトイレ(帰りに撮影)
登山口にある駐車場
空はだいぶ晴れたけど、まだ少し雲も残っています。昨日で空気が入れ替わって寒くなりました。そのぶん空気は澄んでます。今年一番の厚着でスタート。ブナ混じりの雑木林の尾根を歩きます。釈迦ヶ岳の途中にある『吉田の森』あたりに雲がかかってるのが気になります。
ここからスタートです
岩に根が絡みついている
はじめはブナ混じりの雑木林
1434mのポコでもう一つ大きな尾根に乗っかります。ここからロケーションがグイッと上がります。丈の低い笹が一面に生えていて、その中にポツリポツリとカエデ系の木。調べてみると、この木はオオイタヤメイゲツソウと言うみたい。初めて聞いた…。よくある感じの木なんですけどね。なんとものどかな風景です。
笹の緑、葉っぱの落ちたオオイタヤメイゲツソウ、スッキリ青空。展望もここ自体の雰囲気も素晴らしいです。これが少しずつ形を変えながら、釈迦ヶ岳の山頂下まで続くんですから。景色の良い場所は部分的かと思ってたら、最初から最後までほぼ良い景色。大峰山脈は鬱蒼としたイメージを勝手に持っていましたが、コロッとひっくり返りました。
1434mピークを過ぎるとこんな雰囲気
笹原にオオイタヤメイゲツソウが点在
釈迦ヶ岳が見えてきました
空気が入れ替わって澄んだ青空に
振り返ると南に続く山並み
時々霧氷になった木も
お決まりの絵かな
釈迦ヶ岳が近付いてきました
門柱のような立ち木
雰囲気が癒し系です
大峰の最高峰であります八経ヶ岳。登山口からも見えてたけど、釈迦ヶ岳に近付くにつれて、どんどん大きくなってきました。存在感のある大きな山ですね。山頂の手前あたり、霧氷で白くなってるのがわかります。八経ヶ岳は山登りを始めた頃に一度登っていますが、全く記憶にございません…。なので、釈迦ヶ岳~八経ヶ岳の縦走も検討しました。検討の結果、アプローチが悪すぎてこのプランはお釈迦になったのでした。
吉田の森や釈迦ヶ岳にかかっていた雲は早いうちになくなりました。で、快晴に!途中、一部だけど霧氷にもなってて、ただでさえキレイな景色がさらにキレイに!キャンプ場になっている千丈平あたりから針葉樹が混じってきてロケーション低下。ロケーション低下の代わりに勾配が増します。釈迦ヶ岳は尖ったピークなので仕方ないか。
吉田の森でひと休み
吉田の森より釈迦ヶ岳
薄っすら霧氷になっているのがいいですね~
木々の隙間から八経ヶ岳
コル付近は樹林が密に
薄っすら霧氷した木々の先に八経ヶ岳
釈迦ヶ岳が迫ってきました
霧氷の中の道を歩きます
霧氷と釈迦ヶ岳
歩いてて飽きません
霧氷と吉田の森
キャンプ場のあるところ
大峰奥駈道との分岐
山頂はまだかまだかと思って歩いていたら、お釈迦様が見えてきました。釈迦ヶ岳山頂に到着です。山頂からの展望はすこぶる良好!北には八経ヶ岳へと続く山並み。西には大台ケ原など。南には延々と続く大峯奥駈道の通る山並み。山は何が何だかわかりません。とにかく見渡す限りの山だらけ。いい具合にモヤがあって、山の重なり合いが鮮明になっていました。
山頂には5,6人いたのみ。意外と静か。風がないところはポカポカ、風の吹くところは寒かったです。
釈迦ヶ岳山頂に到着です
八経ヶ岳
孔雀岳、仏生嶽
色使いが派手だな
大峰奥駈道 南の方向の山々
モヤが水墨画のよう
モヤで山並みの前後の境目が際立ちます
釈迦阿弥陀像
登って来た尾根
名残惜しい山頂でしたが下山開始。往きと同じところを戻るわけですが、太陽の向きが変わったりでまた新鮮。ついつい写真が増えてしまいます。基本的には同じ景色なんですけどね~。で、ついつい似たような景色なのに、ここに採用されてしまうんですよね~。下りではたくさんの人とすれ違いました。行程も短いことだし、ゆっくりスタートの人も多いようです。
かなり良かった釈迦ヶ岳ですが、また登りたいかと言われると微妙なところ。今日の条件が良かっただけに、このイメージを持っておきたいかな…。大峰山脈には他にも有名な山がたくさんあるので、まずは登ったことない山に登りたいです。葉が落ちて山が明るくなるこの時期に。
下山開始
帰りは太陽の向きが少し変わります
振り返って撮った釈迦ヶ岳に日当りよくなりました
吉田の森手前の樹林が密になったところ
進行方向(南)がやや逆光になってきた
北側を向くと景色がクッキリ
そろそろ釈迦ヶ岳も見納めかな
歩いててホント楽しかったです
道がわざわざ曲がってますね
逆光も趣きがあります
帰りの1434m
書くことがなくなってきた…(笑)
最後まで飽きずに歩けました
下山しても長い林道が残ってます。これを乗り切ってやっとこさ温泉へ。夢之湯という温泉に入りました。そして、昨日食べそこなった豚珍館というラーメン屋へ。昨日は閉店直後に行って食べれず…。今日は昨日よりだいぶ早かったのに、またまた直前に閉店となった様子でした。次に来た時は豚珍館メインで計画を立てねば!
帰り道の東名阪で1時間ほど渋滞に捕まりました。3連休ですからね…。豚珍館の代わりに春日井の鶴亀堂でラーメンを頂きました。経費節約で中津川から木曽へ。22時30分ごろの帰宅となりました。