3月は暖かい日が続き、週末はしっかり晴れてくれました。4月に入ると寒の戻りとなり、日本海側は雪模様に…。行けばパウダーかもしれないけど、4月に入ってそんな気にはならないので、影響の少なそうな山梨へ。きのうは大月の裏山のような岩殿山へ。そして今日はまあまあ晴れそうなので、富士山を見ながら歩ける山へ。西湖の北側にある山並み、毛無山‐十二ヶ岳‐節刀ヶ岳‐鬼ヶ岳と歩いてきました。
日程: 2018年4月8日(日) 天気: 晴れ時々くもり ジャンル: ハイキング エリア: 富士山 御坂山塊 メンバー: T世 コースタイム: 毛無山登山口(6:45)⇒毛無山(8:10~25)⇒十二ヶ岳(9:40~55)⇒節刀ヶ岳(10:40~55)⇒鬼ヶ岳(11:30~35)⇒雪頭ヶ岳(11:45~12:25)⇒いやしの里根場(13:50) 登山口情報 文化洞トンネル東の駐車スペースは工事のためか封鎖されていました 温泉:上九の湯ふれあいセンター(720円) 食事:山岡家 甲府 |
前日の岩殿山から河口湖畔にある『道の駅かつやま』まで移動して車中泊。当日朝の空を見て、晴れてたら予定通り、イマイチなら奥多摩に転進の心づもり。しかし、なんと道の駅かつやまから富士山が見えない!朝起きて真上の空を見たらスッキリ青空!富士山にも雲はかかってないだろうと、予定通りに富士山見ながら歩く山に決定であります。
車で移動すると富士山が見えてきました。ちゃんと晴れてました。河口湖と西湖を分ける文化洞トンネルの手前に駐車場があることになってたけど、なんだか工事中のようで封鎖されてました。仕方ないのでウロウロ探し、西湖畔に駐車スペースをみつけ無事駐車。下山するのは根場で、そこからバスで戻ってくる予定です。ホントは先にバスで移動しときたいのですが、始発が9時すぎなのでちょっと遅すぎ…。やむなく下山後にバスです。
歩いて文化洞トンネルをくぐって毛無山登山口へ。毛無山への尾根道は単調。とくに前半はアカマツ林で展望もなく、黙々と登るのみって感じ。後半は感じの良い樹林になってきました。毛無山直下は『カヤトの斜面』とエアリアに書いてある草地。ここからは富士山、河口湖、西湖などバッチリ見れました。
ここが毛無山登山口
パッとしない尾根道の中でも時々いいとこもあった
長浜との分岐
カヤトの斜面で富士山の展望が!
西湖も見えてきました
風下側に雲がなびくようになってきた
丸見えもいいけど、木々の間から見えるのもオツ
毛無山の山頂はまあまあ広め。ゆっくりするのに良い山頂でした。展望は南側がメイン。富士山はバッチリ見えてますが、さっきの『カヤトの斜面』と大差はないかな…。位置的にはまだ西湖越しの富士山…にはなりません。富士山の山頂あたりに雲が出てるけど、これが生長しないことを祈ろう。
毛無山山頂は広くてゆっくり休める雰囲気
この先天気はわかりませんので、しっかり富士山を堪能しておきます
まだ西湖越しの富士山にはなりません
十二ヶ岳に向けて歩き出すと、ピークごとに『一ヶ岳』『二ヶ岳』…と看板が出てきます。なるほど十二ヶ岳というのは、毛無山側から十二番目のピークってことか。ってことは、十二回の上り下りがあるってことか。ピークごとに標識があるから励みにはなるけど、上り下りがなかなか激しいです。鎖場なんかあったりするし。
その中でも十一ヶ岳と十二ヶ岳のギャップが激しかったです。十一ヶ岳から急降下。コルには不安定な吊橋が架かってました。吊橋からいきなり岩場をよじ登り、そのあとも首が痛くなるほどの急斜面を登らされます。だんだんと緩くなって十二ヶ岳の山頂となります。山頂部はわりと穏やかでした。
アップダウンが激しく稜線は険しい
不安定な吊橋がかかってます
吊橋を渡るや岩登り
少し登って見てみたら・・・
毛無山から十二ヶ岳までの間に、すっかり空は雲に覆われてしまいました。でも、富士山はまだ見えています。西風強そうで、寒気の影響がここまで届いているのかな…?十二ヶ岳までくると、だいぶ富士山の展望に西湖が絡んでくるようになりました。
十二ヶ岳山頂です
十二ヶ岳は山梨百名山でした
険しい稜線は十二ヶ岳からしばらくで終わって、あとは穏やかな稜線となります。途中に露岩のところがあって、そこからの富士山はなかなかお見事。ひと登りで金山。金山のピークで御坂黒岳からの稜線が交わります。黒岳方面に少しだけ行くと節刀ヶ岳があります。曇りベースだった空ですが、また青空優勢になってきました。せっかくなので節刀ヶ岳にも立ち寄っておこう!エアリアに展望良好マークが付いてるし。
節刀ヶ岳からの展望は富士山は少し後退した分劣ります。そのかわり、歩いてきた十二ヶ岳のギザギザの稜線が一望!御坂黒岳へと続く山並みもよく見えます。そして、甲府盆地と奥秩父の山々。南アルプスの方向だけが樹林に遮られていました。節刀ヶ岳も山梨百名山になってました。十二ヶ岳に引き続き、また山梨百名山ゲットであります。
だいぶ西湖が絡むようになってきました
鬼ヶ岳と雪頭ヶ岳かな
左の山は十二ヶ岳
途中に展望のよい露岩がありました
金山からの富士山
節刀ヶ岳の山頂です
富士山の眺めはまあまあ程度
十二ヶ岳のギザギザの山並みが一望です
こちらは御坂黒岳へと続く山並み
甲府盆地と奥秩父の山々
いったん金山まで戻ります。鬼ヶ岳までは緩やかな道。鬼ヶ岳の山頂は奇岩が露出してました。この岩が鬼の角か何かに見えて鬼ヶ岳なのかな…と勝手に想像しちゃいました。鬼ヶ岳山頂は開放的で休憩したい気分でしたが、この先の雪頭ヶ岳がさらに良さそう。鬼ヶ岳山頂はひと通り写真だけ撮ってスルー。
南アルプス まだ雪雲がかかっています
鬼ヶ岳近くからの富士山
鬼ヶ岳の山頂です
手前は十二ヶ岳、奥は御坂黒岳
王岳への稜線と遠くは南アルプス
雪頭ヶ岳に向かいます
雪頭ヶ岳は鬼ヶ岳の頂稜の末端みたいな感じ。ここから西湖に向けて急傾斜で落ち込んでいます。なので展望も高度感たっぷりです。西湖越しの富士山が素晴らしいです。雲もほとんどなくなってます。ただ、空気があまり澄んでなくてモヤモヤしてたのが少しだけ残念…。風のあるところは南斜面は風もなくポカポカ。よいロケーションのなか、気持ちよく長居できました。
雪頭ヶ岳の南端は絶景スポット
もろ西湖越しの富士山です
富士山アップ!
さらにアップ!
山中湖~河口湖~西湖
雪頭ヶ岳からはもう下るのみ。最初は見た目通りの急な下りが続きますが、徐々に緩やかになっていきました。南斜面ということもあって林の中も明るかったです。毛無山の登りよりも気分よく登れそうな感じ。次はまたここを登って、王岳まで稜線をつなげよう!終わりが近づくとヒノキの森になり、そのうち大きな堰堤が出てきて、林道を少し歩いて根場へと下山であります。
『いやしの里根場』からバスに乗ります。外人さんがたくさんいてビックリです。やっぱ富士山は人気だな!桜も満開だし。観光客が多いためか、バスは時間になっても来ません…。バスの運転手さん、頑張って英語で応対されてました。外人さんが多く来てくれるのはありがたいだろうけど、応対する人は大変だろうな。10分ほどで西湖東口。現地でバスに乗るのはなかなか楽しいです。
雪頭ヶ岳から根場への登山道
根場に下りて雪頭ヶ岳を振り返ります
いやしの里根場
このバスに登り口に戻ってきました
温泉は上九の湯へ。720円ということで、富士山エリアにしてはリーズナブルな方か…。と思いつついきましたが、720円にしては貧相に感じたりもしたのでした。下山後ラーメンは時間的に中途半端だったこともあり、甲府の山岡家へ。初、山岡家だったけど、どちらかというと若者向きなのかなと思いました。