磐梯山に登ってきました。2016年は櫛ヶ峰とのコルまでで引き返してまして、そのリベンジ山行です。雲は多めで時々陰ったりもしたけど、概ね晴れベースでリベンジ完了です。空気がモヤモヤで遠くの景色が霞んでたのが少し残念だったかな…。一応スキーで行ったけど、磐梯山は登山の山って感じですね。
日程: 2019年3月2日(土) 天気: 晴れ時々くもり ジャンル: 山スキー エリア: 東北 メンバー: T世 コースタイム: 猪苗代スキー場トップ(9:45)⇒赤埴山(10:10~20)⇒櫛ヶ峰コル(11:05)⇒弘法清水(12:00)⇒磐梯山(12:30~45)⇒弘法清水(13:05)⇒コル(13:25~40)⇒赤埴山巻道分岐(14:30)⇒ゲレンデトップ(14:55) 登山口情報 猪苗代スキー場ミネロゲレンデ 1回券2枚(500円×2) 温泉: 道の駅喜多の郷 17時以降は300円 食事: 朝ラー…ウリナム食堂 昼ラー…蔵美 |
車が壊れててしばらく遠出はオアズケでした。後輪が滑っても4WDにならないので、雪道自体厳しかったです。で、新しい車がやって来まして、さっそくお出掛けしてきました。重要度でいきますと、今回の第一のテーマは新車で車中泊。2番目は久しぶりの喜多方ラーメン。3番目に磐梯山リベンジ…かな?どれも重要です!
19時過ぎに安曇野を出発して、栄PAで仮眠というのが喜多方方面に行くときのパターン。ETC深夜割引に掛けたいですからね…。5時前に出ると7時の朝ラーにちょうど着くという。今回の朝ラーはお初の『ウリナム食堂』。美味しかったけど、喜多方ラーメンでは新興勢力的な店&味なのかな?
朝ラーでお腹を満たし、磐梯山へと向かいます。前回は葉山側からのアプローチ。今回は目先を変えてミネロ側から登ります。ミネロの方が上までリフトがあるぶん早いのかな?リフトTOPから連絡路で尾根筋までトラバースする人もいるようでしたが、登れそうだったので直上しました。シールの食い付きが良い雪でした。
スキー場トップから赤埴山への登り
稜線に出ました 赤埴山までもう少し
赤埴山には先客2名。目の前に磐梯山が聳えております。位置的に赤埴山は距離感と見え方がいいです。眼下には猪苗代湖が広がってるはずですが、霞んでてボンヤリ見える程度。どうやら地表に近いところに霞が溜まってる模様です。高いところは少しマシだけど、それでも安達太良や吾妻山は霞み気味。ま、磐梯山がクッキリ見えるからヨシとしましょう。
赤埴山からの磐梯山
右の山は櫛ヶ峰
磐梯山の山頂部
前回来た2016年は雪が少なかった年ですが、今年も似たような雪の量ですね~。沼ノ平の雪も少な目。湿原の枯れ草が露出してるところもありました。それにしても沼ノ平はいいとこですね~。広々とした湿原と荒々しい磐梯山が対照的です。ちょっと藪っぽいのが玉に瑕ですが、これは雪が多い年でも変わらないのかな…と思ったり。
先客2名は山頂に近いルートを取った様子だけど、ウチらはよくわからないので夏道沿いに。磐梯山と櫛ヶ峰のコルを目指します。今回の行程の中で、ここが唯一のスキー向きの斜面と思われます。前回はここの雪が悪くて玉砕しています。今日も微妙な感じであります…。
沼ノ平に出ました
左に磐梯山をみながら沼ノ平の一角を進みます
鹿島槍を思わせるような山頂部
湿原越しの櫛ヶ峰
目指す磐梯山と櫛ヶ峰とのコル
コルからは風通しが良いので雪付きが悪いです。あるのは雪というより氷です。黄金清水の斜面は板担ぎました。T世さんは板をデポ。この先スキーでまともに登ったり滑ったりはできないから、歩くのが正解でしょう。板背負ったりと面倒にはなりますが、それに余りある展望に面倒さは和らぎます。背後の櫛ヶ峰と沼ノ平のロケーションが素晴らしいです。
板を背負ったのは一段分のみ。またスキーで歩きますが、あまりスッキリはしてないですね。弘法清水まで来ると、あとは山頂へとひと登り。下半分はなんとかスキーで登れたけど、途中からはツツジの凸凹と氷化した雪面に難儀します。意地で頑張ってたけど、途中で諦めました。無駄な力を使いました。潔く背負えばよかった…
弘法清水あたりから、昨日の新雪が小屋や岩、樹木に付着してキレイです。雲はわりと多めで、半々くらいで陽が陰ったり当たったり。日陰から日向になった瞬間は山全体が眩しいくらいに真っ白になりました。
コルからの櫛ヶ峰
裏磐梯側 イエローホールや銅沼
磐梯山の山頂が見えております
常に整った山容の櫛ヶ峰
弘法清水の小屋
弘法清水から山頂へ
アルツ磐梯スキー場と猫魔スキー場
山頂直下です
磐梯山の山頂に到着!山頂は3回目かな。春先に一度、秋に一度、そして今回が冬。いい山ですね、磐梯山は。やっぱ火山はロケーションが素晴らしいです。展望は相変わらずでモヤモヤしてます。朝に比べると若干マシになってきたみたいで、飯豊なんかも見えてきました。飯豊は別格な感じですね。
かろうじて猪苗代湖が見えています
沼ノ平と櫛ヶ峰 高度感がすごい
岡部小屋と猫魔
山頂看板にはエビの尻尾
半分埋まる岡部小屋
山頂からしばらくは滑るの不可能。モーグル得意な人は滑れるのかなあ…?弘法清水の少し上には沢状になってて1本のシュプールあり。新雪が溜まってるように見えます。もちろん滑りますが、滑り出しはモナカ。途中から密度の濃いパウダーに。全部で5ターンしました。最初の2ターンはモナカでヨレヨレ。次の2ターンはよかった!最後は変な雪になって玉砕。でも気持ちよかった!このあと、黄金清水でワンポイント板をはずしたけど、登りの時よりスキーで来れました。
下山開始
櫛ヶ峰を見ながらの下りです
コルからは唯一のスキー向き斜面。沼ノ平に滑り込むロケーションもいいです。が、雪は難しかった…。極悪ではないけど、気を抜くとやられる雪。ザラメの表面が凍った感じかな~。でも、沼に近付くにつれ良くなり、沼への最後の1本はそれなりに気持ちよく滑れました。
地図で池になってる方に滑り込みました。池は地形的にも雪が溜まりそうなのに、地面が露出してました。地熱があるのかなあ…?沼ノ平自体、噴火口だろうし。あとは沼ノ平を突っ切って赤埴山方面へ。沼ノ平から赤埴山にかけての雰囲気はマッタリしてて好きです。帰りは赤埴山には登らす巻道で。尾根に出た後、トラバースでミネロに戻ろうとしたけど、露出した笹に阻まれて葉山の方に下りました。
下りたところにパトロールの人がいて、ミネロに戻る方法を尋ねます。が、1本リフトに乗るか、シャトルバスに乗るか…とのこと。とりあえずゲレンデを滑りながら考えます。ゲレンデはザラメがザクザクでした。結局のところベースまで下って、ミネロから葉山の連絡路となってる林道を逆に登って戻りました。
沼ノ平からの磐梯山 太陽の向きが変わってきました
雪がなくて地面が露出 自熱があるのかなあ・・・?
湿原と櫛ヶ峰
雪は少ないんだろうな~
沼ノ平を突っ切って赤埴山へ
赤埴山と沼ノ平の間は雰囲気よいです
下山して再び喜多方へ。昼ラーです。またまたお初の『蔵美』というお店へ。ここは案内所の人が老舗の一つとして挙げていた店で、興味がありました。美味しかったです。老舗の味ですな。道の駅喜多の里で温泉。座敷でゆっくり寛いで、そのまま車中泊。