4月1日の平日休み。木地屋から林道を辿っていって、白池の先から山に入り、箙岳と蒲原山の間にある1617mピークまで登ってきました。白池までは晴れてたのに、山に取り付いてからは雲に覆われ、時々小雪が舞う空模様。稜線からは近くの山がなんとか見える程度の展望でした。新雪は20センチくらい。全体的に斜度が緩いので、あまり滑っていかない感じでした。とりあえず、良い筋トレにはなりました。
日程: 2019年4月1日(月) 天気: 晴れのち曇りのち小雪 ジャンル: 山スキー エリア: 北アルプス 糸魚川 メンバー: 単独 コースタイム: 木地屋除雪終点(8:00)⇒白池(9:35~45)⇒ウド川出合(10:25)⇒1617m(12:25~50)⇒白池(13:40)⇒木地屋(14:05) 登山口情報 除雪終点付近は停めない方が無難。とくに降雪時は。 温泉: 食事: |
順当に春山になってれば行き先候補はいくつかあるんですが…。今年は2月は暖かかったけど、3月に入ってから季節が足踏み。定期的に寒の戻りがやってきます。天気もよくないし、厄介な新雪も積もったり…。雪崩れそうなところや長距離は難しい感じ。この日も前夜のうちにそこそこ降った感じですし。てなわけで、無難に木地屋からの歩き中心の山行となったわけです。
大町から雪景色。白馬あたりは真冬に戻ったような景色。標高を下げると雪はなくなり、平岩あたりでは積雪ゼロ。木地屋でようやくまぶした程度の積雪となりました。木地屋の除雪終点付近は50センチから1メートルの残雪。多いのか少ないのかはわからないけど、だいぶ持ちこたええるんじゃないでしょうか…?平日なのに先客1グループ2名。
林道歩きといえど気持ちがいい
整ったブナがありました
先客に遅れること5分くらいで出発。天気は朝から快晴であります!先客は杉ノ平に向かったもようです。ワタクシは林道を辿って白池方面へ。林道歩きなんですが、このへんは雰囲気良いので歩いてて気持ちいいです。天気もいいし。せっかくなので白池は対岸を歩きます。一難場山、蒲原山の様子がよくわかります。
白池 フスブリ山から北に伸びる尾根の1598mあたり
白池 一難場山 伐採跡が・・・
白池 蒲原山
白池
一応、行先は風吹大池あたり。ゴルジュっぽくなってるウド川の出合いを見てみます。出合いには小滝があって、両岸ともに雪付きは悪い…。取り付くのは不可能だな~。天気も悪くなってきたし、もう帰ろうかな~とも考えました。しかし、せっかく降った新雪を滑らない手はない!
少し戻って1116mのとこから取り付くことにしました。この時点で風吹大池は難しいかな。目標を箙岳に変えます。取り付きは急だけど、しばらくで平坦に。赤テープやらビシバシぶら下がってます。蓮華温泉からのツアーコースかな。正面には箙岳中腹にある壁。この壁の基部を左から抜け、浅いV字の谷を詰めることにしました。
箙岳中腹の壁が見えてるので、地図読み的には易しいです。壁の基部を左から回りこみ、小尾根を1つ越えて浅いV字の谷へ。このV字の谷、地形図で見るよりも浅く緩く感じました。Vになってるから険しく見えるけど、実際のところ間隔は広いですからね。滑るコースとして、箙岳から左岸の斜面を滑るのが楽しそうです。
ウド川出合 通行不能
蓮華温泉からのツアーコースかな
箙岳中腹にある壁
登った沢の源頭あたり
稜線に出ました。風はそんなに強くないけど小雪模様。展望は横前倉山まで。箙岳の東側、北俣沢の源頭に広がる斜面がそそりますね~。ロケーションが素晴らしそうで斜度も手頃。問題はどこに登ってくるかだな…。
稜線に出ました
滑り出しの斜面 いい感じ
稜線の蒲原山方面
横前倉山の東側
箙岳の東斜面 北俣沢の右俣源頭になります
さて、滑ります。軽い雪かと思ったらそうでもない…。滑ってるとグググッと突っかかる感じが。それでも気持ちよく滑ってると、ビンディングが…。スキーモードとツアーモードを切り替える爪が引っ込んでしまい、滑ってるといきなりツアーモードに。しかも両足とも。一度止まって直したけど、すぐにまたツアーモードに戻ってしまいます。諦めてヒールフリーアルペンで滑り降りてきました。ラストパウダーだったのに勿体ない…。
箙岳の中腹の壁までは往路と同じ。そこで往路と分かれて白池あたりに滑り降りました。全体的にあまり斜度がなく、カニ歩きも交えながらの下り。爽快に滑り降りるって感じではなかったです。白池越えるまでは林道も平らだし。考えて上手にルート取りすれば少しはマシかも。
木地屋に近付くと雪がグズグズしてきました。が、ストップ雪にならなくてよかった…。ヒールフリーアルペンでストップ雪は恐ろしい…。下山すると同時くらいに雪が本降りに。湿った雪です。ギリギリ雪ってところかな。木地屋から少し下るとミゾレになりました。ま、箙岳に行くなら一難場山で十分かな~