近くにある二百名山の櫛形山ですが、これまで登る機会に恵まれませんでした。これといって特徴なさそうだし、展望もそんなでもなさそうだし、登る機会というより、登る気にならなかった…が正解かな。もちろん晴れた方が良いには決まってますが、こんな曇りがちな日でも許せるかなと。
実際のところ、展望にありつけそうなのはごく一部。山頂から少し南と裸山のみ。富士山は一応見えたけど、南アルプスは全く見えなかったのが心残りといえば心残り。花は裸山の防鹿ネットの中にたくさん咲いてました。裸山には咲いてたアヤメは、アヤメ平にはありませんでした。リベンジするかと言えば微妙・・・
日程: 2019年7月6日(土) 天気: くもり ジャンル: ハイキング エリア: 南アルプス前衛 櫛形山 メンバー: 単独 コースタイム: 池ノ茶屋登山口(7:45)⇒櫛形山最高点(8:25)⇒裸山(8:50~9:00)⇒アヤメ平(9:15~30)⇒櫛形山最高点(10:00)⇒池ノ茶屋登山口(10:20) 登山口情報 池ノ茶屋登山口は舗装された駐車場。エアリアには50台駐車可となってます。仮設トイレ2基あり。 温泉: 食事: |
今年の梅雨は中休みはあるものの、それがなかなか土日に当たってくれません。今週もダメな感じの週間予報だったけど、近くなるとマシな予報に変わってきました。どっちかというと太平洋側より日本海側の方が良さそう。しかし、日本海側の山はちゃんと晴れる日に行きたい山が多いです。そんなわけで樹林の山のイメージの櫛形山となったのであります。
はじめは見晴らし平から登ろうと思ってたけど、当日になって午後から雨予報とな…。仕方なく短縮コース。池ノ茶屋から登ることにしました。池ノ茶屋登山口はすでに1850mあります。車で登るのが大変だ。丸山林道は長いけど全舗装。道幅は細いけど、林道だからこんなもんでしょう。池ノ茶屋林道は舗装も新しく快適。
池ノ茶屋登山口の駐車場は30台停めれることになっています。舗装された駐車場に仮設トイレが2基。着いたのは7時半過ぎてたのに、先客は1台しかいませんでした。アヤメの時期は混むようなので、アヤメは咲いてないってことだな!アヤメ情報は全く見ずに来てしまいました…。
池ノ茶屋登山口の駐車場はガラガラ 先客は1台のみ
鹿よけネット通ってスタート
鹿除けネットの扉を通って登山開始。未明まで雨だったようで、全体的にしっとりとしています。今は雨は上がってるけど、空には鉛色の雲がベッタリと。ひと登りで尾根に出ます。ここにはベンチあり。ふと右手を見ると富士山がよく見えてました。完全にモノクロの世界ですけど、意外とクッキリ富士山が見えてましたね。
さらに登ると今度は南アルプス側に開けた場所が。きっと晴れてれば南アルプスが見えるんでしょう。今日は南アルプス側は全く展望なしでした。結構急な道を登ったピークに三角点。地形図ではここが櫛形山だけど、実際には看板など皆無で三角点があるのみでした。ここの標高は2052.2m。この先の最高点は2053.3m。ここはたくさんの標識などで賑やかでした。
その先はさらに鬱蒼としてきます。よく言えば原生林だけど、個人的にはあまり好みではないです。
ひと登りでベンチ ここから富士山が見えます
ベンチからの富士山
ベンチの後も何か所か富士山展望所がありました
ダケカンバの巨木がところどころに
地形図に櫛形山とあるところ 看板もなくあるのは三角点のみ
櫛形山を過ぎると鬱蒼とした森に
地形図には何も書いてない山頂
こちらの方が約1mちょい高いみたい
バラボタン平かな
標識が木と同化してます
カラマツの巨木
裸山に近づくと鹿避けネットが目立ってきます。裸山の基部は十字路。アヤメ平に向かう道と、左右から裸山に向かう道。右回りで裸山へ。なにしろ歩くところ以外はすべてネットで保護されてます。そのネットの中にはお花畑。櫛形山名物のアヤメも咲いております。オダマキやグンナイフウロ、テガタチドリ、などなど。山頂からは南アルプスが見えるみたいだけど、今日は見えそうな気配もナシ・・・
裸山が近づくと鹿避けネットが
裸山の基部にあたるところ
ネットの中は鹿から守られてて草ボーボー
ここが裸山の最高点かな?
なにもみえねー
鹿避けネットの中にはアヤメがたくさん
両側こん感じ
のぞき窓もあったり
少し下ってアヤメ平。アヤメ平全体が鹿避けネットで守られています。一時は鹿に食われて壊滅状態だったらしいけど、保護の甲斐あって復活したみたいです。ただ、今日は残念ながらアヤメは咲いてませんでした。裸山にはたくさん咲いてたのに、なんでアヤメ平には咲いてないのか不思議。咲いてないためか、アヤメ平には人っ子一人しかいませんでした。保護のせいか全体的に草ボーボーの印象。
裸山からアヤメ平に向かいます
アヤメ平
アヤメ平にアヤメなし
トレッキングコースとやらで周回して戻ろうと思ってましたが、なんだかトラバースだらけで面倒臭そう…。そのうえアップダウンも多そうだし。なので、基本来た道を戻ることにしました。こちらもアップダウンはありますが。もしかしたら晴れてきて南アルプスが見えたらな~という淡い期待も込めて。まあ、結局は晴れませんでしたけど。