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白山 別山と御前峰池巡り

梅雨明け後最初の週末は白山へ。南竜ヶ馬場ベースで別山と御前峰池巡りをしてきました。梅雨は明けても毎日のように夕立がある不安定な日が続きます。土曜も午後から雷雨の予報で、夕立は覚悟してましたが、結局は土日とも1滴も降らず…。まあまあ晴れのお天気で経過しましてくれました。やっぱり白山は景色も花もいい山ですね。

日程: 2019年8月3日(土)~4日(日)

天気: 8/3 晴れのち時々くもり 8/4 晴れのちくもり

ジャンル: 山登り

エリア: 白山

メンバー: T世

コースタイム: 

■1日目 別当出合(5:30)⇒甚之助避難小屋(7:30~50)⇒南竜ヶ馬場(8:35~9:30)⇒天池(10:30~45)⇒別山(11:45~12:00)⇒天池(12:55)⇒南竜ヶ馬場(13:50)

■2日目 南竜ヶ馬場(6:30)⇒室堂(8:05~30)⇒翠ヶ池(9:20)⇒御前峰(9:50~10:15)⇒室堂(10:45~11:05)⇒殿ヶ池避難小屋(12:00~10)⇒別当出合(13:50)

温泉:白峰温泉 総湯(650円) 

食事: 円城 南砺市の食堂(ラーメン)

登山口であります別当出合まで直線距離は100キロそこそこ。しかし、道はまっすぐ付いてはおらず、道をたどると250キロほどにもなってしまいます。市ノ瀬‐別当出合の間は土曜0時から日曜正午までマイカー規制。マイカー規制時はシャトルバスがあるので、市ノ瀬でも特に問題はないです。

金曜の23時過ぎに別当出合に到着。すでにたくさんの車。正規の広い駐車場ではなく、手前の路肩が広くなったスペースに停めました。停めれてひと安心なのですが、前夜泊するにはトイレが遠いのが…。スタート&ゴールとも別当出合の計画以外は市ノ瀬に停めるのが無難に思いました。

 1日目 別当出合から南竜ヶ馬場 別山往復  

別当出合から砂防新道で南竜へ

4時半に起きて準備して出発。ちょうど始発のバスと重なりました。最低でも3便は上がってきました。まずは南竜に行くので必然的に砂防新道。黙々と登る時間が長いけど、西面ということで日が当たってくるのが遅く、わりと涼しく登ることができました。


別当出合の路肩の駐車スペースに停めました


吊り橋を渡って砂防新道へ


なるほど砂防新道


別山へと続く山並みが見えてきました


甚之助避難小屋を見下ろします

南竜ヶ馬場に到着 とりあえずテント張ります!

南竜のテン場には8時半すぎ着。さすがにまだガラガラで、テントのスペースは選びたい放題にあります。今日は午後から夕立の確率大なので、水はけ優先でスペースを決定。あとは木製の台をキープできる場所。トイレは少し遠いけど、まあしょうがない。それにしても南竜のトイレ、そろそろ新築してくれないかなあ~


南竜ヶ馬場


早く到着したのでスペースはより取り見取り


テン場のロケーションは良好です!

別山を往復しにいきます!

テント張って、ビール1本飲んだところで別山へ。南竜湿原をたらたら歩いて赤谷へと下ります。で、油坂の登りとなるわけです。250mもあって大変。とくにはじめは草ぼーぼーで不快。油坂ということで脂汗を想像してしまいます。途中から気持ちの良いお花畑になります。

油坂の頭から先は稜線歩き。時々むさ苦しい部分もあるけど、おおむね展望のよい快適な稜線歩き。途中にある天池あたりが一番ロケーションが良いかな。池の周りはたくさん花が咲いてますし。池越しの別山も望めます。しかし、T世さんなんだかお疲れの様子で、別山には行かずに戻ることに。別山はとくに行きたいって感じではないけど、今戻ると時間を持て余してしまいます。暇をつぶす目的?で別山まで行ってきました。


南竜湿原を歩いて別山を目指します


油坂上部から御前峰


別山が見えてきました


天池と別山


天池


天池周辺は花がたくさん咲いていました


稜線の東側はお花畑


御舎利山 左奥に見えてるのが別山


稜線の西側はガスが沸いていました


別山まであと一息


初夏の花はすでに終わってて、盛夏から秋の花が主です


遠くに白水湖が見えています

別山到着 思ったより展望はあったかな…

別山到着。雲は増えてきたけど、まだ時々白山の主峰群が見えています。北アルプスなど遠くの山々はなんにも見えません。三ノ峰から石徹白に続く山並みがギリギリ見えます。近いはずの赤兎山や大長山は完全に雲の中。白山より西側に雲が多いです。

午後から夕立予報なのでそそくさと戻ります。


別山到着


稜線の西側は相変わらずガス


御手洗池や三ノ峰が見えています

今日見かけた花

初夏の花はほぼ終わってて、チングルマやハクサンコザクラはわずかに残る程度。ニッコウキスゲやハクサンフウロなど盛夏から秋の花が見頃に。今年はコバイケイソウが当たり年みたいですね。御舎利山から別山あたりは稜線の東側のお花畑を歩くので気持ちよかったです。



テン場でのんびり~ 結局は雨降らず

テン場に戻ってゆっくりします。木製の台があるので快適。日が当たるとくそ暑いけど、陰っている時間が長かったです。ビールが進君です。2時ごろでほぼテン場は満タン。その後も続々とご到着。快適スペースはないけど、テン場自体のキャパは大きいのでなんとかなる感じ。

昨夜は寝不足だったためか、6時半ごろにテントに入るとイチコロで眠りに落ちました。ちなみに携帯の電波は微弱。入る時もあれば入らない時もあり。結局のところ雨は降らず…

 2日目 南竜ヶ馬場から御前峰池巡り    

南竜ヶ馬場からトンビ岩コースで室堂へ

今日は白山の主峰であります御前峰へ。山頂というより池巡りが楽しいですよね。まずは室堂に上がります。南竜から室堂へは4本ものルートがあります。今回は多分初めてのトンビ岩コース。上の開けたお花畑は素晴らしいけど、下のつまらない部分が長いのが玉に瑕…。展望歩道は平瀬に戻る時用かな。全体的にはエコーラインが一番良さそうな気がします。


朝の南竜テン場


南竜山荘など


油坂の頭と遠くに別山 正確には御舎利山


これがトンビ岩


トンビ岩コースは上部が素晴らしい


コバイケイソウと別山


今年はコバイケイソウの当たり年?


室堂へと進みます


室堂の建物が見えてきました

室堂から池巡り経由で御前峰に登りました

室堂からは御前峰には登らず、先に池巡りから。その方が見どころ多く、徐々に登っていく感じで楽かなと。室堂から御前峰はひたすら登るのみですからね。池巡りが始まる前の花巡りもなかなかです。

ちょうど池巡りするあたりから雲が多くなってきました。池は日が当たらないと映えないです。特に翠ヶ池はエメラルドグリーンになるので日が当たってくれないと。ま、雲は多めだったけど、時々は日が当たってくれたのでよかったです。反対側から御前峰に登るのは初めてだな。ジグザグ道をひと登りで山頂の一角へ。

山頂は思ったより人が少なめかな~。室堂に泊まってた人は既に登頂済みだろうな。南竜からというのと、池巡りを先にしたため、時間差ができたのかも。午前中は昨日より雲が多め。近くの景色はありますが、北アルプスとかは今日も見えず…。展望を期待するなら秋に行くってもんか。


室堂の広場は賑わっていました


山頂へは直で向かわず池巡りから


ミヤマキンバイがみっしり咲いてます


雪渓と大汝峰


翠ヶ池 日が当たらないとエメラルドグリーンではない


日が当たってきて少し良い色に


岩の割れ目を抜けて御前峰へ


大汝峰と翠ヶ池


反対がから御前峰に登るのは初めて


御前峰へのジグザグ急登


大汝峰と翠ヶ池 だいぶ高度感が出てきた


意外と人の少ない御前峰山頂


室堂にある白山奥宮

室堂から観光新道で別当出合に下山です

室堂で腹ごしらえして下山開始。こちらも初めてとなります観光新道。別当出合への下降点までほぼ開けた尾根道でお花畑の部分も多かったです。花も盛りでいい感じ。お花畑はもちろん上の方が多かったけど。砂防新道よりロケーションはいい感じだけど、人通りは少なそう。やっぱりメインは砂防新道なのかな。別当出合から尾根に上がるまでが一気登りでしんどそうなのと、あとは南竜に行く人は必然的に砂防新道だからなあ…。


室堂を後に観光新道で下山です


観光新道は花真っ盛り


こんなとこもありました

昨年の8月にヒザの手術をして以来、テント泊装備で歩くのは今回が初めてでした。登りは歩き始めに太ももが少し辛かっただけで、あとはだいたい復活したかな~。下りは荷が重いと膝への衝撃が大きいので、最後頃はかなり限界が近い感じでした。衝撃を緩めるためにつま先着地を心掛けるのですが、そのためか下山後はフクラハギの筋肉痛がひどかったです。あとは2年ぶりの重荷で上半身がかなりやられました…



雪渓おしまい

下山後の温泉とラーメン

温泉は白峰温泉総湯へ。白山登った人はみんな行く感じ?駐車場が少なくてピンチでしたが、無事停められて温泉にありつけました。ゆっくりできる雰囲気の温泉ではないかな~。金沢に出る前にもポツポツ日帰り入浴できそうなところがあったので、次回があればそうしようかな。

下山後ラーメンは南砺市の円城という店へ。ラーメン屋というよりも、地元の人が呑みにやってくる食堂って感じ。砺波インターから朝日まで高速乗って、あとは下道で。白山はどの道が一番いいんだろう…?

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