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八方尾根〜無名沢(八方沢)滑降

ここ1週間くらい暖かい日が続き、2月なのに当日は陽気も雪質も春のようでした
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 山域  北アルプス 八方尾根
 山行日時  2004年2月21日(土)
 天気  晴れ時々くもり
 登山形態  山スキー
 メンバー  N田、N村、A野、T世
 行程  八方尾根スキー場⇒2361mP⇒無名沢滑降⇒二股
 温泉  白馬村の温泉&観光スポット 白馬村観光局 




ここ1週間は春のような陽気が続いており、今日も松本の予想最高気温が15度を超えるという、2月とは思えないような気温だ。パウダーなんかとても期待できそうにないなあ・・・。いっそのこと、ザラメにでもなってくれていればいいのだが・・・。


八方池山荘(11:05)⇒2361mピーク(13:00〜25)⇒滝の高巻き(13:50〜14:10)⇒二股(15:30)

早朝の仕事があったので、自宅を出たのは8時過ぎだった。二股に車をデポし、八方尾根スキー場へ。今日はやたらと混んでおり、車を止めるのに苦労した。ゴンドラ乗り場に行くと、これがまた長蛇の列。八方池山荘に着いたのは、すでに11時前だった。

2361mピークからの滑降コース
2週間前の唐松沢に続き、今回の八方尾根も快晴!特上の景色を見ながらのハイクは、登っていることも忘れてしまうくらいだ。こんな時間なのに、登っていく人がたくさんいる。こういう登りが短いおいしいルートは、ボーダーの占める割合が高いようだ。

下の樺あたりから南面に滑り込む人たち、2361mピークの基部から無名沢に滑り込む人たちを眺めながら登った。八方池あたりからは、2361mピークから無名沢に滑り込むルートがよく見える(写真)。

2361mピークで腹ごしらえ&滑降準備。雪は下のほうまで締まり切っているようだ。

滑り出しはところどころにダケカンバが生える広い斜面。吸い込まれるように谷底へと滑っていく。雪はゲレンデの雪に近いような、ほぼパックされた割と滑りやすい雪質。たまにズボボ〜と板がめり込むと、バランスを崩しそうになる。気温が高いので、切り立った崖のようなところには雪崩れた跡がある。無名沢の本流は雪崩れることはなさそうなので、左右からの雪崩には注意していた。


谷底に下りてからは緩急と緩いカーブを繰り返しながら高度を下げていく。谷自体は開けているのだが、谷底は意外と狭く、存分に大きなターンを描くのは厳しい。滑るのには全く問題ないが・・・。唐松沢がU字谷なのに比べると、無名沢はどっちかというとV字谷だ。ただ、ロケーションは最高。

唐松沢と出合うまでの、標高差約1000mをあっという間に滑りきる。出合のすぐ下には滝があるので、本流に出る手前で右岸をトラバース気味に滑り、滝の高巻き地点を目指す。高巻きのコルは安全地帯なので、ここで小休止。

ここから下の雪の腐りようは尋常ではなかった。そこそこ傾斜があるにもかかわらず、雪面に吸い付くようにブレーキがかかってしまい、止まりそうになる。直滑降で距離を稼ごうにも、ほとんど無駄な抵抗だった。そのかわり、少々の登りでもシールなしで登れたので、その面では助かった。

湯の入り沢の徒渉点も、気温が高くて不安定だった。雪が締まっていればスピードを殺しながらでないと下れない林道も、今日は止まってしまう心配をしながらの、しけたジェットコースターだった。

厳冬期にもかかわらずこの陽気で、パウダーじゃなかったのは残念だった。でも、滑りよい雪で、気持ちよく滑れたので満足!ロープウェイ代はかかるが、2時間弱の登りでこれだけの斜面を滑れるのだから、八方尾根と八方尾根スキー場というのは本当にありがたい。

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