今日も絶好の天気!今朝も冷え込み、雪はやや固め。はじめのうちはエッジを立てながら登っていった。スタートしたものの、行き先は未だにどっちか決まっていなかった。ひょうたん池に差し掛かる。ここがルートの分かれ目。色々と考えたが、行きにくい方に行っておくことにした。雪倉北面&赤男山なら蓮華温泉から日帰り周遊可能だ。蓮華温泉はいずれ行くこともあるだろう。対して五輪山&黒負山は、今回を逃すともうチャンスは無いと考えたほうがいい。よって、今日の行き先は黒負山に決定!
花園三角点から五輪山を
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花園三角点あたりからの雪倉岳
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三角点から先は別天地。五輪高原が広がって、その先にはお椀を伏せたような五輪山がどっしりと座る。左には雪倉岳。ここに来た時点で、今日はこっちにして良かったなと思った。まあ、今日はこの天気なので、どっちに行っても良かったと思うに違いないが・・・。今日は風も無く、ゆっくり休憩できるのでありがたい。
平原状の五輪高原を突っ切り、階段状で続いていく斜面に取り付く。今日も新しい雪なのでシールの食いつきはよい。斜度も手頃で、ほとんど直登で登っていける。黒負山の斜面を滑って、トラバースでテン場に戻ることも考えていたが、この五輪尾根を滑らない手はないなと思った。なにしろロケーションが良すぎるのだ!
白馬乗鞍岳をバックに
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雪倉岳
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五輪尾根のホントの尾根はやや痩せていて、スキーで登るには適していない。その尾根の右(下から見て)が台地状の斜面になっているのだ。大きくみると台地は3段になっていて、最後に尾根上を進んで山頂となる。五輪山の山頂はハイマツが露出していた。登山道が通ってないので、山頂の看板もない。わずかに踏み跡らしきものがあるだけだった。そんなマイナーな山頂なのだが、この景色は一見の価値あり!主稜線からはずれていて、周囲よりもやや低い山なので、展望は抜群なのだ。
最後の夜。残った酒類とつまみを食べ飲み尽くす。明日の予報、良くなっていることに期待したけど、どうやら雨はまぬがれそうもない。雨はあきらめるので、風と雷だけは勘弁してもらいたいところだ。
★五輪尾根からの五輪山
このルート、雑誌でもネットでもほとんど記録を見ない。蓮華温泉ベースで登るなら、まずは雪倉岳でそのあと朝日岳ってもんだろうから。五輪山まで手の回る人はほとんどいないのだろう。
一応今回で雪倉、朝日、五輪山をやっつけたが、ボク的に順番をつけるならば、@五輪山 A朝日岳 B雪倉岳 となる。まあ、これは好みによる部分が大きいから、なんとも言えないところだが・・・。滑りだけでみると雪倉が一番に来るかもしれないし・・・。ルート全般のロケーションや変化を加味すると、五輪山がトップに躍り出ることになる。
黒負山まで足を伸ばす必要はないと思うし、五輪山だけなら蓮華温泉から十分日帰り可能なので、騙されたと思って行ってみて下さい。晴れた日に是非! |
GPSではないのでテキトーです
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