中央アルプス縦走 摺古木山から将棋頭山へ1日目 大平から安平路避難小屋中央アルプス主要部はまだまだ遥か彼方・・・
中央アルプス、安平路山から越百山までの薮薮ルート。好き好んで歩きたいルートではありませんが、地図に登山道の線が引いてある以上は、いつかは歩いておかないといけません。中央アルプスですんでね。今回は飛び石の間を休み取って4連休にし、どうせなら南の摺古木山から北の将棋頭山まで縦走してやろうじゃないかと。これで北中南アルプスで道のある主稜線は全部歩いたことになるのかな。 ◇9月20日(土) 大平−摺古木山−安平路避難小屋 くもり敬老の日にしても秋分の日にしても、例年だと秋雨前線の影響で雨降りになることが多いです。せっかく計画しても流れることが多いです。今年は8月が秋の長雨になったせいか、9月はわりと天気に恵まれています。この4連休は初日が曇りだったものの、あとの3日はしっかり晴れてくれました。縦走は北上か南下か…。T世さんの送迎付きではありますが、最後が大平では下山して路頭に迷うので北上で。駒ケ根とか木曽なら降りてなんとかなるし。あと、太陽に向かって歩くよりも、背にして歩いたほうが景色がいいんでね。
初日のコースタイムは6時間半。そのうち3時間が林道です。林道終点まで車で入れれば3時間半ってことです。ある程度入れることを期待してゆっくりの出発です。今日は避難小屋だし、早く着いても暇を持て余すだけ…。7時に自宅を出発です。飯田から大平までは結構あるんですね〜。大平からの林道は約2キロ進んだところで溝が深くなって断念。軽の13インチのタイヤでは弱いです。帰りはT世さん運転だし。林道全体の4分の3を残す格好になりました。
天気は曇り。林道歩くには涼しくていい感じ。林道は荒れてるとこもあるけど、なんとか終点までは行けたかな…という状況です。林道で標高を450mほど稼いで登山口へ。登山口には立派なトイレと休憩舎が。そして岐阜ナンバーのジムニーが止まっていました。お客さんはこの1台だけかな。やっと山道。に入るや否やジムニーの持ち主が降りてきました。聞くと誰もいないとのこと。土日なのに寂しい山ですね〜。笹は安平路山から先の話だと思っていたんですが、なんだか最初から覆いかぶさってます。もちろん足元はちゃんと道なので、かき分けるだけでいいんですけど。
こんなマイナーな山なのに摺古木山に至るには直登ルートと巻き道ルートがあります。直登ルートの方が20分短縮できますが、あえて巻き道を選択。せっかく中央アルプスを南から北まで縦走するんだから、ちょっとでも南から歩こうという魂胆。巻き道は横から笹が生えるので厄介ですね。そのかわり巻き道なので何度も沢を横切るから水には困りません。巻き道が終わり、グイッと登ったところが、登山地図にある摺古木展望台。地形図だとこっちが摺古木山になっています。
展望台といっても、それほど展望は良くないです。でも、これから目指す中央アルプスの主要部がバッチリ見えています。越百山から木曽駒ヶ岳まで。まだまだ遠いです。あそこを歩くのは明後日の話です。藪藪エリアを抜けて早く歩きたいところです。あとは恵那山が見える程度。天気もどんよりしててイマイチ。天気の方は明日からに期待ですね。
いよいよ稜線歩き。中央アルプス縦走開始!少し笹は被ってますけど、登山口から山頂までの方が茂ってますね。20分弱で摺古木山に到着。まあ、展望台の方と似たような山頂です。ここからも中央アルプス主要部が見えていますが、展望台からとほとんど変化なし。一応縦走の南端の山ですのでザックを降ろして休憩です。
摺古木山から白ビソ山を越えて安平路避難小屋へ。地面にはずっと笹が生い茂っています。そこに丈の高いダケカンバやシラビソが生えています。少し笹を刈ってくれれば歩きやすいんですけどね。道標はアサヒビール提供のきれいなのがあるだけに…。シラビソ山を下り切ったコルは少し開けてて(拓いた?)、安平路山が遠くに、そして避難小屋がそこに建ってます。
多分そうだとは思ったけど、避難小屋は貸切です。外見はボロ目ですが、中は外見よりはキレイです。小屋は丸太でできていて、ところどころ隙間があるので夜は寒そう。床はミシミシ言ってて、そのうち抜けそう…。まずは水。地図では少し先の東側に水マークがありましたが、行ってみるとコルの西側を1分ほど下ったところに出ていました。標識はないけど赤テープと踏み跡が目印です。小屋に戻って一人寂しく宴会。やっぱり小屋よりテントが落ち着くな。小屋の中にテント張れば一番いいけど、そこまで広くない安平路避難小屋でした。
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