涌蓋山 ハイキング
2015GW九州の実質最終日は涌蓋山へ。九重連山のメイン処から北に離れていて、GW中の快晴登山日和のわりにお客さんも少な目で、静かな山旅を満喫です。出発が早かったから人が少なかったって話はありますけども…。涌蓋山は玖珠富士とか小国富士とか呼ばれているみたいだけど、南側の八丁原から登ったので富士山には見えず…。北側からでないと円錐形の富士型には見えないようです。 ■登山口のある筋湯温泉へ熊本県は山都町にある道の駅『そよ風パーク』を未明に出発。朝から結構なドライブです。今回の九州で初めて阿蘇が見えました。晴れてれば見えるはずの場所には何度か行ったけど、晴れなくて見えず…。やまなみハイウェイを通りましたが、何度通っても素晴らしい道ですね〜。中学校の修学旅行で感動して以来、何度も走ってます。やっぱバイクが気持ちよかったな。 南から涌蓋山に登るには、八丁原からと筋湯温泉からとがあります。最初から良さそうな八丁原から登ることにします。筋湯に降りて車道を歩いて車に戻る手もあるけど、面倒臭そうなので八丁原ピストンで。登山口付近の道路は路肩が広くなっていて、何十台かは駐車可能です。まだ朝の6時前だったので、先客は1台のみでした。ちなみに下山時にはほぼ満車。
■一目山からみそこぶし山まずは一目山に登ります。初っ端から草原状の気持ちの良い道。一目山に登ると目指す涌蓋山が見えてきました。かなり遠いです。直線距離で約4キロ。標高差は200mちょいしかないので、ほとんど横歩きですな。天気は快晴なんですけど、空気はちょっとモヤってる感じ。今回の九州で初めて阿蘇山が見えてるのに、クッキリと見えなくて残念…。九重連峰のメイン処も同じく…。もう少し太陽が上がってくれば解消されるかも…? 一目山から下ったあとは、緩いアップダウンを繰り返しながら、ダラダラと進んでいきます。ロケーションは素晴らしいけど、ちょっと長くて飽きてきます。一目山から涌蓋山の間で唯一の目立ったピークがみそこぶし山。この前後がとくにロケーション良かったかな。八丁原ピストンの予定だったけど、これをまた戻るのは…ってことで、筋湯温泉に降りることも視野に入れながら涌蓋山を目指します。
■涌蓋山みそこぶし山を下り切ったところが夫婦越。ここからやっと涌蓋山本体の登りとなります。でもダラダラでなかなか涌蓋山は近づきません。女岳はニセピークでさらにひと登りで涌蓋山山頂!ここまでほとんど人と会わなかったけど、山頂には数人いました。北側から登ってきたみたい。北側からだとだいぶ短そう。 草原が広がる涌蓋山山頂は展望も良くて最高に気持ちヨカです!相変わらず遠くの景色は霞んでて残念ですが。東には由布岳。どこから見てもすぐに由布岳とわかりますね〜。山頂でアンテナ立てて無線してる人がいました。下手なアナウンサーより滑舌がいい。
■筋湯温泉へと下山帰りは筋湯温泉に降りることに。分岐がイマイチわかりにくい。牧柵沿いに適当に進むとだんだん踏み跡が明瞭になり、そのうち道標も出てきました。分岐付近が広い牧場みたいになってて、踏み跡がバラけてるんでしょうね。 筋湯方面へは下るにつれ平凡になるのかと思いきや、温泉直前まで草原が続きました。雰囲気も良かったです。筋湯からの登山道の方が上り下りがハッキリしてて、山登りっぽい感じでした。トータル的にみれば、一目山から登って筋湯に下るのが一番楽しめそうです。降りたところはひぜん湯という、筋湯のお隣の温泉。登山口は有料駐車場になっていました。
■車回収と筋湯温泉『うたせ湯』問題は八丁原から筋湯の間の車道かな。3キロ近くあって、筋湯側からだと標高差200m登らなければなりません。今回はT世さんに筋湯温泉の足湯で待っててもらい、2キロのランニングで回収。急坂は早歩きしましたが…。八丁原の駐車スペースはほぼ満車になっていました。 筋湯温泉に戻り、公共駐車場に車を止めて、共同浴場であります『うたせ湯』へ。自販機で300円払ってコインを買い、それで入場するという珍しい仕組み。HPで見た印象より狭く、身体を洗う雰囲気ではなく、山の後に入るという温泉ではないですね。純粋に温泉を楽しむ温泉です。
この筋湯温泉を最後に九州を後にします。信州に戻る途中、実家のある島根に立ち寄ります。東九州道がかなり開通してて順調だったけど、門司で渋滞に遭います。渋滞を抜けて関門橋を渡って九州オシマイ。実家で一晩泊まって、翌日信州に戻ったのでありました。
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