信越トレイルは斑尾山から栄村の天水山まで、関田山脈に沿う約80キロのロングトレイル。10年くらい前に整備されたのかな…?行きたい行きたいとは思いつつも、なかなか実現しません。登山口と下山口が違うのが最大のネックですな…。ふもとの民宿に泊まると送迎してくれるみたいだけど、民宿に泊まってまでは…って感じだし。今回はまきchin隊との共同企画。これでアプローチの問題は解決です!
日程: 2016年11月12日(土) ジャンル: 紅葉ハイキング エリア: 北信濃 関田山脈 メンバー: ゴロ太君、まきchin、T世 コースタイム: 斑尾高原スキー場(8:00)⇒斑尾山(9:10~20)⇒万坂峠(10:35~45)⇒袴岳(11:40~12:05)⇒赤池(13:05~20)⇒希望湖(14:55) 温泉: 戸狩 暁の湯(550円) 食事: レストラン サージ(イタリアン) |
全長80キロにも及ぶ長い行程をバランスよく分けてみました。無理なく歩くには5日はかかる感じですね…。予定は立ててみたものの、天気や諸事情で変更はあるだろうな。さっそく2日目が当初の予定から変更になってますし…。ま、臨機応変に!
一緒に歩いたまきchin隊のブログ⇒ 青い山、白いヤマ 視点が違っててオモシロイ! |
5時半前に安曇野を出発。6時半過ぎに豊田の道の駅でまきchin隊と合流です。予報に反して朝から晴れ!最初に登る斑尾山や妙高もバッチリ!今日は信越トレールの起点であります斑尾山から希望湖まで歩く予定。下山予定の希望湖に車を1台置いて、斑尾山の登山口へ。車を回している間に、なんだかスッカリ曇り空になってしまいました…。やっぱり予報通りか。
信越トレイル1 斑尾山から希望湖
どんよりとした空のもとゲレンデを登り始めます。腰が悪くて2週山に行けなかったんですが、準備運動ナシの急なゲレンデ登りは堪えるなあ…。みなさんに追い付けない…。まあ、じっくりと登るしかないな。数日前に降った雪、日当たりの良いゲレンデは既に融けてるけど、泥がヌルヌルで滑る滑る!ゲレンデ終わるあたりで雲に突入し、さらに暗くて寂しい雰囲気に…。
80キロのロングトレイルはここから始まります!
あいにくの天気の中、ゲレンデを登ります
山道になると雲の中に突入!
山頂もガスガス・・・
斑尾山山頂も雲の中。天気が良ければ展望バツグンの大明神岳まで足を伸ばすつもりだったけどパス。ゆっくりする天気でもないので出発しますか…。信越トレイルの出発点はこの斑尾山山頂。ピークがスタート地点ってのも変だけど、全ルートの最高地点がスタート地点ってのも違和感ありますな。とにかく、ここから信越トレイルが始まるってことですわ。
ガスガスの中、万坂峠に向かって下ります。最初は山道だけど、しばらくでゲレンデ下りに。ここも泥がヌルヌルで滑るのなんの!腰はほぼ治ってるけど、不意に滑るのは怖い…。しばらく下ると雲の下に出て展望が開けます。これから辿る袴岳なんかも見えてたりで、気分も高まるってもんです。ポンと車道に出たと思ったら、そこが万坂峠。
数日前の雪が少し残っていました
ゲレンデの滑ること!
袴岳 これから歩く山並みは雲の下でよかった
万坂峠 いったん車道に出ます
なんか気分的にはここから信越トレイルが始まる感じ。ここまではただの斑尾山登山みたいで…。次に目指すは袴岳なんですが、わざわざ寄り道してますね~。まっすぐ希望湖に向かえばすぐなのに…。斑尾周辺は〇〇トレイルってのが縦横無尽に通っていて、信越トレイルはいいとこ辿る設定になってるのかな。
カラマツ林をひと登りで袴湿原へ。あまり湿り気のない湿原だけど、木道が敷かれています。それも何故だかジグザグに。バックには黄葉したカラマツがあって、まずまず雰囲気のよいところでした。袴岳に近付くとブナの林に。天気も回復傾向で青空も見えだし、袴岳の山頂までは気分よく歩けました。
信越トレイルは斑尾山ではなく、ここが起点でもいいような・・・
袴湿原
木道がジグザグに付けられてます
袴岳の登りは雰囲気よかった!
スッキリとした林ですね
袴岳山頂にはベンチもあってのんびり休憩。西側の木が伐採されていて、展望が効くようにしてありました。しかし、残念ながら今日は山の高さに雲の帯が…。と思ったら、妙高の山頂部のみが雲の上から出現!と思ったら、すぐにまた雲の中に引っ込んでしまいました…。
袴岳からはいったん柏ヶ峠に下って、そこから長い山腹トラバースと林道で赤池へ。地図を見てもいかにも面白くなさそうな道。実際は予想と反対で、柏ヶ峠までの尾根下りがテンション下がる道で、峠からのトラバースはまあまあな感じでした。とくに林道に出てから紅葉と青空で明るくなってくれました。
袴岳山頂
妙高は先っぽだけ辛うじてみえた!
赤池に向かって長いトラバース
途中で林道に出ます
林道は長かったけど雰囲気はかなり良かった!
赤池
赤池にはテン場があるみたいだけど、よくわかりませんでした。あとで調べるとトレイルから少し離れているようですね。テント泊だと4泊5日で一気縦走できて魅力的。ただ、信越トレイル歩くのは紅葉か、葉っぱの落ちた初冬に歩くのが適期かと…。そんな時期に5日の休みは無理だな…。かといって、ここを夏に歩くと暑くて死にそうだし。まあ、細切れでやるのが現実的。
赤池からはブナ林トレイル経由で沼の原湿原へ。ここのブナは立派でスッキリしてました。沼の原湿原は一面のススキ原。ここも湿り気はあまりなく、湿原のなれの果て的な雰囲気。逆光にススキの穂がキラキラ光ってキレイでした。ここでも信越トレイルは沼の原湿原にわざわざ立ち寄る格好ですね。
このプレートがあちらこちらに
赤池ぶな林トレイルへ
沼の原湿原へと向かいます
沼の原湿原は湿原というよりススキ原
ススキが太陽に輝いていました
さて、あと残るは希望湖だけですが、ここも最短では歩かせてもらえません。希望湖の西にある小高い丘に登らされます。ここは「生命の森」植樹場所になってて、伐採されたところに苗が植えられていました。おかげで開けて展望よかった!明日の朝イチに登る予定の毛無山が見えて、明日への意欲が改めて湧いてきましたね。
車道におりてトボトボと歩くと終点の希望湖です。堰堤があるので、ここも灌漑のための人造湖かと思いきや、池は斑尾山の噴火でできたそうな…。それを灌漑で利用するために、人間が整備したとのこと。ちなみに、沼の原湿原は江戸時代には集落があったらしい。大正時代に発電用のため池を作ったけど、計画がとん挫して今のような湿原になったみたい。意外なことばかりで、さすが里山!といったとこでしょうか…
目指すは本日のGOALであります希望湖へ
車道が楽そうだがトレイルは山の中へ
希望湖西の丘は伐採して何かを植樹してます 明日登る毛無山が見えています
遠回りしまくりながらやっと希望湖へ
希望湖
希望湖に映るごろちゃん
希望湖
堰堤を歩いて駐車場所へ
登山口に置いた車を回収して、温泉→夕飯が既定路線。しかし、今日はまだやることが残ってます。偵察です。予定していた桂池への林道が、先日の雪で冬季閉鎖に入ったとの情報が…。予定では週明けだったけど、雪が降ったので前倒しとのこと。ゲートに行くと、簡単に動かせるバリケードが置いてありました。たぶん行けるんだろうけど、一応全面通行止めだしなあ…。
ということで、明日は予定より一つ先まで進み、戸狩のスキー場に降りてくる方向に変更。降り口でありますとん平への車道も下見しておきます。こちらは問題ナシ。スキー場の麓にある暁の湯で温泉にドボン。そのあと飯山の街方面に行き、サージというイタリア料理店へ。ピザもパスタもそれ以外も美味しかったです!