2015年紅葉 北海道シリーズ9日間大雪高原温泉 沼巡り式部沼の紅葉
本日の予定は高原温泉の沼巡り。山っぽくはないけど、2015年紅葉北海道シリーズの本命であります。ここは2006年の北海道でも2度訪れました。紅葉スポットとしては間違いなく一級品。紅葉する木が多い上に、沼や高根ヶ原の崖、緑岳…とアクセントが付く物が多いんです。バス利用、レクチャー受講など面倒なことは多いけど、行って損はないです。多分。 ■シャトルバスで高原温泉へ高原温泉沼巡りは混みそうなので、平日に行くつもりにしてました。一昨日にもレイクサイトからバスに乗ってまして、混んでもこの程度なのかな…という感触。で、今日祝日の高原温泉行きを決めたのでした。一番のバスは混むという一昨日の教訓も生かし、あえて遅めの8時ごろを目指してレイクサイトへ。駐車場は奥の方になったけど、バス待ちは案の定空いていました。またも座って快適に高原温泉へ。 高原温泉のヒグマ情報センターで、沼巡りの前にレクチャーを受けます。最新の目撃情報や熊に遭わないため、遭ってしまった時の対処…などなど教わります。ちなみに、勝手に沼巡りできないよう、この情報センターが関門になっています。入った時の扉の反対側の扉が、沼巡りの入口となっているのです。
■高原沼巡りはレクチャーを受けてから何十人かでレクチャーを受け、一斉に沼巡りに繰り出します。足元のおぼつかない一般観光客もいたりで、超スローペースでのスタート。流れに身を任せるしかありません。そのうちに徐々に集団がバラけていきます。気分は紅葉絶頂の沼ですが、最初の沼までのアプローチが長いです。帰りのコースとの分岐まで30分、さらに最初の池であります土俵池までも30分くらいかかるんかなあ…。
■土俵沼から滝見沼にかけてひとくくりに高原沼といっても、同じ高さに沼が点在しているわけではありません。一番手前の土俵沼から一番高いとこにある高原沼までは、100mちょっとの標高差があります。100mなんて大したことはないんですが、これがまた絶妙な高さ加減なんですよね〜。この100mの間に針葉樹林帯から灌木帯へと林相が変化するのであります。前半は山地の沼で、針葉樹の混じるおとなしい紅葉。後半は高山帯の沼で、ナナカマドとダケカンバ+山の派手な紅葉となるのです。 土俵沼から始まる沼巡り。最初はショボイです。ショボイといっても、後半の沼に比べての話。それなりにキレイです。バショウ沼、滝見沼と続きます。このへんもショボイです。でも全部見て回らないとね。もし巡る順番が上のキレイな沼からだったら、このへんの沼は見ずにパスしてるかも…?この沼がどの沼なのかわからならないよう、沼名の看板も一緒に撮影。
■緑沼くらいからテンション上がってきますお次は緑沼。ここから一気にテンションが上がります。まだ針葉樹の領域ですが、沼が広くて展望がいいんです。高根ヶ原の斜面も見えてキレイです。緑沼で一連の沼は終わり、しばらくは沼なし地帯。沢形を登っていくんですが、ここの紅葉がお見事でした。紅葉真っ盛り!三脚立てたカメラマンも多いです。
■湯ノ沼、鴨沼、エゾ沼沢形を登り切ると、再び沼連続地帯。湯ノ沼、鴨沼はややトーンダウン…。次のエゾ沼で再びテンション上がります。景色の中から針葉樹が消え、燃えるような紅葉に。前はエゾ沼にサンショウウオがいたけど、今回は見れず…。さらに一段登ると式部沼。紅葉、高根ヶ原の崖、沼…もう最高です!天気が良い日に来れてホントうれしいですわ。
■式部沼、大学沼、高原沼は沼巡りのクライマックス式部沼の一段上の沼が大学沼。大学沼も素晴らしいロケーション!ただ、この沼は登山道の南側にあるため、若干逆光になってしまいます。朝一番のバスで来てれば、順光のクッキリした景色が見れたのかも…?ここで最初の足休め&軽食。写真撮りまくってるので、足休めは不要なんですけどね。沼巡りの際は物を食べれる場所が決められております。緑沼とこの大学沼、そして高原沼です。熊対策です。ちなみに飲み物は制限ありません。 大学沼から少し登って、見下ろす感じで高原沼。今度は北側の展望。高原沼越しに一昨日登った緑岳がそそり立ってます。ここは沼のほとりまで降りることはできず、高台からの展望を楽しみます。ここが沼巡りの最高地点。この先の周回コースは空沼を最後に沼ナシで戻ることになります。なので、ここで引き返す人も多いみたい。
■空沼が意外とよかったせっかくなので周回コースへ。高原沼から空池の間は沼はないけど、何とも言えないいい感じのとこに道が付いています。高根ヶ原の斜面と生えてる木が素晴らしいです。空沼に下っていく景色も良かったです。空沼は名前の通り、水がほとんどないです。キレイさに欠けるのかと思いきや、干上がった沼に白い石が点在。周囲の紅葉も素晴らしく、他の沼にないロケーションでした。 空沼で沼は終わり。あとは高原温泉に下るのみ。見どころは少ないけど、ところどころに紅葉の素晴らしいとこあり。レクチャーの時、ぬかるみがひどくて滑るので注意!とのことだったわりに、たいしたことなかったような…。観光客基準かな。帰りのバスはひとつ見送って、次のバスに座って快適にレイクサイトまで。4回バスに乗って、4回とも座れました…というか座りました。
■本日の下山後のお楽しみは・・・2日連続で帯広方面でしたが、今日は旭川方面に向かいます。温泉は層雲峡の層雲峡観光ホテル。かなり豪華な風呂だったわりに600円と格安。そして、東川町へ。目指すは『居酒屋りしり』。東川町の道の駅の近所にある居酒屋です。その昔、Sさんがバイトしてたってことで知りました。年末年始に来た時はさすがに休みで、やっとあり付けたという感じです。みいさんが宣伝部長?になってます。ウチにしては結構飲んで食ってしました。そのまま道の駅で寝れるロケーションが最高です。
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