2015年紅葉 北海道シリーズ9日間


夕張岳 紅葉ハイキング





前岳湿原をいく

■2015年9月25日(金) ■北海道 夕張山地 ■天気:くもり時々薄日 ■メンバー:T世
 コースタイム 登山口(7:26)⇒夕張岳ヒュッテ(7:39〜43)⇒冷水コース分岐(8:49〜56)⇒望岳台(9:27)⇒憩の沢(9:48)⇒金山ルート分岐(10:45)⇒夕張岳(11:03〜31)⇒憩の沢(11:27)⇒望岳台(12:42〜54)⇒馬の背コース分岐(13:15)⇒登山口(14:08)
■温泉:夕張市 レースイの湯 ■食事:安平町 レストランみやもと ■泊:苫小牧市 道の駅ウトナイ湖

シルバーウィーク絡めて9連休を取り、北海道へ紅葉を見に行ってきました。往復フェリーで山に登れるのは中7日。そのうち6日山に登ることができました。天気にはまあまあ恵まれました。ど真ん中の水曜日が雲一つない快晴で両端が天気悪いというパターン。初日は天気悪くても登ったけど、最終日はあっさり中止に。6日連続で登りましたんで…。できることなら中日が天気悪くて休憩したかったところです。贅沢言ったら怒られますが…。

 ※2015年紅葉 北海道シリーズ表紙(概要)はこちら

行程 天気
9/20  塩谷丸山  くもりのち雨
9/21  高原温泉〜緑岳〜小泉岳〜赤岳〜銀泉台   晴れのち曇り
9/22  ニペソツ山 十六の沢登山口から往復  晴れのち曇り
9/23  高原温泉 沼巡り  快晴
9/24  愛山渓温泉〜沼ノ平〜当麻岳〜安足間岳〜永山岳〜愛山渓温泉  晴れのち曇り
9/25  夕張岳 夕張岳ヒュッテより  曇り時々薄日

2015年紅葉北海道シリーズも実質6日目。9連休で両端がフェリーになるので、山に登れるのは実質7日間。今のところ天気に恵まれ、5日連続山に登れてます。今日も登れそうな予報です。今日は夕張岳に登ることにしました。計画段階では、紅葉がメインだけど初めての山も登ろうか…と考えていました。でも、蓋を開けてみると、初日の塩谷丸山以外は二度目、三度目の山。初めての山より良い山に登りたいという欲望が勝ったようですね。

■朝から天気がイマイチですなあ・・・

夕張岳は短い山ではないけど、長い山でもない…。花の頃なら平日でも駐車場が心配だけど、今の時期なら大丈夫…かな。前夜は上富良野で泊まり、ゆっくりめの出発です。日の出前だからハッキリわからないけど、空は薄曇りなのかなあ。十勝連峰や芦別岳、夕張岳はちゃんと見えています。ところが富良野から夕張山地の西側に入ると一転曇り空。南に進むとさらに雲は濃くなり、林道入り口のダムでは霧雨まで降ってくる始末。テンション下向き。とりあえず登山口までは行って、そこで雨降ってたら中止だな。

林道のゲートには車3台+バイク1台。やっぱり少ないな。天気は曇り。低い雲なので、もしかしたら途中で抜けるかも。それを期待して決行です。傾斜の強い林道をジグザグに登ると馬の背コースと冷水コースの分岐。夕張岳ヒュッテに寄るので、左の馬の背コースへ。ヒュッテは前泊に使うと良いとあるけど、少しだけど車から離れているので面倒臭そう。


夕張岳の登山口


夕張岳ヒュッテ

■雲の上に抜けることを信じて登り始めます

夕張岳のいいとこは上の台地。上の台地は約1350mくらいで、登山口が550m。下の800mはひたすら登るだけの道。それでも生えてる木の感じはいいし、道も良いので苦にはならないです。でもでも、相変わらず雲の中。周りの木に黄葉したダケカンバが混じるようになると、冷水コースとの合流です。晴れて日が当たるとキレイそうなのに残念…。

ダケカンバの黄葉は石原平あたりが絶頂。同時に上空の雲の厚みも薄くなり、時々太陽の気配が感じられるように。普通はすぐに雲の上に抜けるのに、今日は抜けそうでなかなか抜けません。山の斜面に沿うように雲があるんかいな…?結局は雲を突き抜けたのは望岳台の直前でした。望岳台で前岳の北側のコルを乗り越すんですが、ここを境に西側はビッシリ雲、東側は晴れ…という状態。ただ、晴れといっても高い雲が全体的にあるため、暗く寂しい感じでした。


石原平付近 日が当たればなあ・・・


同じく石原平付近

■望岳台からが夕張岳のいいとこ!

望岳台からは北の展望が開けます。雲の間から芦別岳と思われる山も見えていました。望岳台からは前岳の裾を水平に巻いていきます。ひと登りで憩沢の水場です。ここからは夕張岳特有?の台地を進みます。台地の中にニョキニョキと岩峰が生えていて、それを縫いながら登山道が付いてます。夕張岳の山頂はまだまだずっと先。

夕張岳は花の山だけど、お花畑の規模は小さいです。ところどころ湿原になっていたり、蛇紋岩のザレ地になっていたりする程度。お花畑の規模というより、珍しい花が咲くから花の山。お花畑よりも笹原の面積の方がずっと広いです。で、その笹が刈り払われてなくて、かなり登山道に被さってきてます。掻き分け掻き分け進みます。足元はちゃんとあるから、ヤブ漕ぎってほどではないですが…。スッキリしたイメージの夕張岳に、この笹ヤブは似つかわしくないような…。


望岳台


望岳台からの滝ノ沢岳


前岳


夕張岳の台地に乗っかりました


前岳が離れてく


ガマ岩


ヒョウタン池かな?


右手に蛇紋岩のザレ


前岳とガマ岩


時々木道になります


吹き通し  タカネツメクサ?が咲いてました

■夕張岳山頂へ

ずっとダラダラ登りが続き、夕張岳の山頂へは最後150mの急登。急登の付け根に金山コースとの分岐があります。金山コースは長そうだなあ…。見どころも少なそうだし。山頂のすぐ下に夕張岳神社。そこに5人前後?いてビックリ。ここで泊まったみたい。地元の夕張山岳会の方々でした。神社からひと登りで夕張岳山頂です。

なんか微妙な天気…。西側は雲海だったけど、雲海は解消されて、その雲がポヨポヨと山の高さを漂っています。近くの山は見えたり隠れたりしています。夕張岳山頂にも時々その雲がやってきます。東側にある十勝連峰の眺めを期待したけど、なんかボヤ〜っとしてしまってます。今日はスッキリ晴れてる山はあったのかなあ…?


いよいよ夕張岳本峰の登り


台地を見下ろします


こちらは夕張山地の山並み


夕張岳神社


夕張岳山頂で〜す!


東側に雲が出てきました

■夕張岳をあとに下山します

夕張岳の紅葉…。1300mより上の開けた台地は既に終了。ナナカマドは終わるの早いですね。もともと紅葉する木も少ないです。笹が多い。見頃の時に来たらどうなのかは不明ですが…。今日に限っては、台地より下のダケカンバが見頃でキレイでした。下りは望岳台までがなかなか高度を落とさないので長いです。朝は雲の中だった石原平のダケカンバ、帰りは晴れてるかなと期待したけど曇り空でした。下山は冷水コース。馬の背も冷水もどちらも道は良かったです。それだけに上の笹が…。

夕張岳への林道に入るとこでは霧雨が降ってて、もしかしたら辞めたかもしれない夕張岳。スカッとは晴れなかったにしても、上は視界があったので登って良かったです。紅葉の夕張岳はイマイチよくわからんかったけど、花の夕張岳にもう一度登ってみたいなあ…と思いました。本日のお客さんは、単独×2と夕張山岳会のみなさま…の3チームでした。


釣鐘岩と台地


ガマ岩


石原平付近

■本日の温泉&夕食

下山後温泉は夕張にあるレースイの湯へ。ここは夕張駅のすぐ裏にあって、マウントレースイスキー場のベースという面白い立地。ホテル併設の日帰り入浴施設です。温泉を出て、北海道最終日に備えて苫小牧方面へ。途中、安平町の『レストランみやもと』で夕食。ここは洋食屋だけどカマンベールチーズが有名みたい。本日は苫小牧市にある道の駅『ウトナイ湖』で車中泊。

レストランみやもと  ヒレカツとハンバーグ

■翌日・・・北海道最終日はマルトマ食堂の朝食から

北海道脱出は苫小牧から。フェリーの時間は19時半。昼間の時間は十分あって、北海道実質最後の日までしっかり遊べます。今日の予定は…マルトマ食堂で朝食を食べたあと、樽前山&風不死岳に登る予定。週間予報では曇り時々晴れが続いていたこの日ですが、直近になって下方修正されてきました。

朝起きたら、やっぱりどんより曇り空。朝食は天気に関係ないので予定通り。マルトマ食堂はHPも看板も朝5時からとなってますが、5時前からオープンしてました。ちなみに閉店は14時と早いです。苫小牧はホッキ貝が有名。生ホッキ丼とホッキラーメンを注文。あとで判明しましたが、一番有名なのがホッキカレーだったようです。朝から満腹です。ホッキがしこたま入っててボリューム満点なのに安かったです。

     
マルトマ食堂 生ホッキ丼   マルトマ食堂 ホッキラーメン
マルトマ食堂の入り口 味の大王のカレーラーメン

■北海道最後の日、樽前山は雨で中止・・・

お次は樽前山&風不死岳。下界から山は見えません。7合目の登山口に向かう途中から雨模様。とりあえず登山口まで行ってみるも、上ほど悪い天気みたい。中七日すべて山に登ることになりそうだったけど、この天気の中を登る気はしないです。ということで中止。ヒマになってしまいました…。

そんな時は温泉。土砂降りになったり、やんだりの繰り返しの中、比較的近い登別へ。登別温泉の日帰り温泉『夢元さぎり湯』に行ってみます。温泉の後は昼メシ。室蘭のご当地グルメであります『カレーラーメン』を。食べたのは苫小牧の『味の大王』ですが。札幌のみそ、旭川のしょうゆ、函館の塩に続く、北海道第四の味を目指したそうな。うどん入れても何入れても美味しそうなスープでした。


登別温泉の日帰り温泉『夢元 さぎり湯』

フェリーまで時間はまだまだあります。時間はあるけど天気悪いのでウロウロするのも面倒。ウトナイ湖の道の駅で落ち着きます。6日間の山の写真など整理したりとか。コンビニで買い出ししてフェリー乗り場へ。1時間半前に着いたけど、積み込みが遅れてるみたい。だいぶ待たされたなあ…。


帰りのフェリー

苫小牧からのフェリーは夕方発。新潟着が15時半。先に寝ることになり、起きてからが長いです。起きてから酒が飲めないのが辛いとこで…。朝発の朝着なら、昼間っから酒飲んで、寝て起きたら到着…という良いパターンなんですけどね。フェリーの中でも写真の整理とかしてたので、なんだかんだヒマになることはなかったです。15時半に新潟に着き、そこから安曇野の自宅までは4時間弱。そんなに遅くもならないです。往き小樽、帰り苫小牧が効率いいですね。


 ※2015年紅葉 北海道シリーズ表紙(概要)はこちら

行程 天気
9/20  塩谷丸山  くもりのち雨
9/21  高原温泉〜緑岳〜小泉岳〜赤岳〜銀泉台   晴れのち曇り
9/22  ニペソツ山 十六の沢登山口から往復  晴れのち曇り
9/23  高原温泉 沼巡り  快晴
9/24  愛山渓温泉〜沼ノ平〜当麻岳〜安足間岳〜永山岳〜愛山渓温泉  晴れのち曇り
9/25  夕張岳 夕張岳ヒュッテより  曇り時々薄日




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