2015年紅葉 北海道シリーズ9日間高原温泉−緑岳−赤岳−銀泉台緑岳 第二花畑付近
北海道上陸2日目。きのうは不安定な天気で、降ったり晴れたりの繰り返し。弱い冬型の時雨っぽい感じでした。今日も寒気が残るとかなんとか…。晴れれば高原温泉から銀泉台へ通り抜け。良くなければ西クマネシリへ。朝起きた時の天気で決めようということに。前夜はシャトルバス発着所にほど近い、大雪除雪ステーションで車中泊です。 ■紅葉時期の銀泉台と高原温泉はマイカー規制でシャトルバスそして起きたら一面の星空!空気もピリッとしてて、車の温度計では3度。ここから大雪山の稜線は見えないけど、見えてる範囲に雲はありません。こりゃあ高原温泉→銀泉台ってもんでしょ!ということで、レイクサイトへと向かいます。既にたくさんの車が来てますが、ここはキャパが大きいので、止められないという事態にはならなさそうです。 高原温泉、銀泉台とも秋の紅葉の時期以外はマイカー乗り入れ可。紅葉の時期のみマイカー規制となり、シャトルバスを利用することになります。バスに乗り換えるのは普通は面倒くさいとこですが、通り抜けできるというメリットも。今回はそのメリットを生かし、高原温泉から登って銀泉台に降りてきました。 バス乗り場のお客さんの比は、銀泉台:高原温泉=3:1くらいかな。銀泉台の始発は6時。高原温泉は6時半。銀泉台はお客さんは多いけど、バスの便も多いです。高原温泉行のバスも満員になったので、始発前に出発。しかし2台目が来ない…。結局は2便目の定刻であります7時近くになってやっと出発となりました。ウチらは1便目には乗れなかったけど、2便目のほぼ先頭だったので、座席に座れて楽チンでした。
■高原温泉から第一花畑までは我慢の区間高原温泉あたりで既に紅葉は見頃を迎えている模様。快晴のもと紅葉がキレイです。高原温泉からのお客さんの比は、沼巡り:緑岳=10:1くらい?そんなに差はないか…。高原温泉からしばらく樹林帯の急坂。ここはガマンの区間。しばらくのガマンで高根ヶ原と直下の崖が見えてきます。さらにガマンしていると台地状になり、第一花畑と呼ばれるお花畑エリアに入ります。
噴気出てます
■第一花畑から天国エリアの始まり2006年にも同じルートを歩きました。その時もお花畑からの緑岳の眺めに感動しました。でもでも、今年はもっと素晴らしいです。2006年の時はナナカマドは赤くなってたけど、ダケカンバがまだ緑で、盛りはこれからという感じ。時期はほぼ同じなんですが…。今年の方が紅葉の進み具合が早いようです。ほぼ絶頂といってもいいような。 第一花畑
■第二花畑からの緑岳は最高です!大雪山の紅葉スポット全てを見たわけではないけど、第二花畑からの緑岳がボク的には一番。お花畑はチングルマの紅葉、そしてナナカマドとダケカンバの灌木の紅葉があって、その先に緑岳が聳えるというロケーション。紅葉そのものがどーのこーのもあるけど、ここは構図として素晴らしいと思います。紅葉だけなら銀泉台の方が染まる木が多いけど、あそこはタダの斜面なのでアクセントに欠けるような…。その点、姿見の池からの旭岳とかは絵になりますね。旭岳も行ってはみたいけど、今はシルバーウィークの真っただ中。大混雑必至と思い、今回は最初から除外しております。 第一花畑から第二花畑を過ぎ、緑岳本体の登りにかかる手前までは天国区間。紅葉越しの緑岳の眺めはもちろん、左のスカイラインに並木のように並ぶ紅葉が面白くてキレイです。振り返ると東大雪の山々。逆光気味ですが、それがまた良い雰囲気で。写真ばっかり撮ってて、ちっとも前に進まない状態です。
右から回り込んで緑岳の基部へ 高根ヶ原
■緑岳本体の登りはつまらん・・・鮮やかだった景色から一変、緑岳本体の登りは色がなく寂しい登り。ほとんどハイマツ。ハイマツだらけだから緑岳なのかも?夏山とそう変わらないです。登るにつれ見下ろす景色は楽しめるようになります。沢筋にそって灌木が生えてて、紅葉のラインができています。緑岳本体の登りは、しっかり300mあります。T世さん後半疲れてペースダウン。
沢形に沿って紅葉が
■緑岳〜小泉岳〜赤岳はすっかり冬枯れ状態緑岳山頂は殺風景。青空が減ってきたのも要因かな。青空が減ったというよりか、山の西側と北側は、もともと雲が多かったようです。稜線部分の紅葉はすっかり終わってて、あとはもう雪を待つのみ…といった感じ。 すっかり太陽は隠れてしまいました。緑岳〜小泉岳〜赤岳は荒涼とした中を歩くことに。初夏には色鮮やかな花が寄せ植え状に咲くんですが、もうすっかり枯れてしまい、寂しい雰囲気が漂っています。小泉岳は2158mで本日の最高点。緑岳から徐々に登り、小泉岳から赤岳へは徐々に下ることになります。 緑岳に登り上げました
■赤岳の紅葉を楽しみつつ下山です赤岳は黒山の人だかり…ってほどでもないけど、緑岳や小泉岳とは比較にならないほどの人。赤岳は銀泉台から登ると、登り切ったとこにあるから山っぽい。でも、小泉岳から降りてくると、単なる尾根の末端という感じです。銀泉台から赤岳は東斜面。朝イチなら太陽がギンギンに当たって紅葉も派手さを増すんでしょうが、すでにもうお昼。しかも空は曇りがち。紅葉を楽しむというよりは、もう気持ちは下山モードでした。登山道中はそんなに混んでなくて幸いでした。銀泉台に近くなると、一般観光客やカメラマンが多かったけど。 赤岳をあとにします
■登る頃には曇りがちに・・・銀泉台からレイクサイトまでバスで戻ります。定刻13時半のバスはもう満員寸前で立ち客が一杯。腰がイマイチなこともあって、満員の中を立って銀泉台までは辛いので見送ります。次のバスで座って快適に降りました。ここのシャトルバスは定刻のバスはちゃんと定刻に出し、それ以外は満員になり次第出す・・・というやり方。ま、係員のさじ加減によるところ大きいようです。 明日はいろいろ悩んだけど、東大雪のニペソツ山に登ることに。そんなわけで、今日は帯広方面に向かいます。士幌町のしほろ温泉(500円)で汗かいてないけど汗を流します。ここは道の駅併設なんですが、すでに車中泊っぽい車がわんさか。温泉やらレストランやら全て揃ってるオールインワン道の駅ですからね。 温泉のあとは夕メシ。帯広名物といえばインディアンカレー?支店が音更町にあったのでそこへ。ショッピングモールの中にある店でしたが、行列ができてました。カレー食って再び士幌町へ。士幌町には道の駅が2つあります。さっきのとこは混んでて気が引けるので、国道273沿いの『ピアしほろ』の方へ。こっちは閑散としてました。おかげで落ち着いて寝れました。
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