2015年夏 北アルプス縦走 8泊9日1日目 上高地から殺生ヒュッテ殺生ヒュッテあたりからの槍の穂先
9日間ある北アルプス縦走の初日、どこから入ろうかと悩みました。中房や三股、新穂高も考えたけど、結局は殺生ヒュッテに立ち寄る(K志さん訪問)には上高地が一番楽。横尾までがダルいけど…。2日目まではT世さん同行です。上高地から入って、西鎌尾根経由で新穂高下山の予定。下山後に上手く車を回収できるように、平湯のアカンダナ駐車場に車を止めて、そこからバスで上高地に入りました。 ■上高地から横尾への道は・・・今年は冷夏予想だったけど普通に梅雨が明け、この9連休に合わせたかのように週間予報に晴れマークが並びました。上高地歩き出しから快晴です。人はそんなにごった返してはないような…。今日の核心は上高地から横尾までの横歩き。この間11キロは登山としては苦行なのですが、何故だか年々苦痛は軽減してるような気がします。そんなに苦じゃなくなりました。 そんなに苦にならなかった要因の一つとして、荷物が重くなかったことかな。9日分の荷物が入っているにもかかわらず、重さはたったの17キロ。1泊2日の宴会山行よりも軽い!道具の軽量化も少しはあるけど、食糧が軽くなったことが大きいですね。全て白米というのは10数年前と同じだけど、フリーズドライの丼物が充実したのが革命的です。レトルト丼を持つことを思うと雲泥の差ですから!
■横尾からは歩く人が極端に減りました横尾からは8割がたが穂高方面に向かう印象です。槍方面は静かなもんで、槍沢ロッヂの直前まで登りの人と会いませんでした。みんな同じスピードで歩いていたから…?ロッジでは結構な人が休んでいました。ずっと平坦な道で、わりと涼しく歩けてたけど、ロッヂ手前から本格的な登りとなります。日も登ってきて暑くなってきました。 槍沢ロッヂからしばらくグイっと登って、また平坦になります。そこがババ平でキャンプ場になっています。新築工事やってたけど、多分便所かな。かなり酷かったから…。工事のために正規のテント場が使えなく、仮という形で河原方面にテント場が設置されていました。正規の場所より河原の方がずっと快適そうです!
■大曲で左カーブすると本格的な登りとなります大曲で左に大きく曲がると、大喰岳とか稜線が見えてきました。雪渓のあるうちはまだ涼しく傾斜も緩いけど、雪渓が終わって徐々に勾配が増してきます。登るだけでもキツイのに、暑さという追い打ちが…。汗、大放出で喉も渇きます。何しろ景色が広いので、少々歩いても進んだ気がしません…。景色はいいけどね。 2年前の同じ時期に同じコースを歩きました。その時は花真っ盛りだったけど、今年は少ないです。まだこれからなのか…?登る苦痛と暑さに耐えながら黙々と登ります。最後の水場でゴクゴク飲んで、身体を濡らして生き返りました。というか、モレーンでいったん傾斜が緩んだだけか…。殺生ヒュッテへの分岐からは最後の力を振り絞って登りました。
■殺生ヒュッテに到着、そして宴会へやっとこさで殺生ヒュッテ到着!K志さんお出迎え!さっそくビールで乾杯!暑くて喉乾きまくりで、いくらでも飲めちゃいます。T世さんとは大曲の先から別々に登りました。テン場キープの目的で。でも、まだテン場には3張りくらいしかない…。キープの必要がなかったな。双眼鏡で探すと、水場の上のモレーンあたりを苦しそうに登っていました。 T世さんが到着し、落ち着いたところでテントを張りに。まだ5〜6張りくらい。拍子抜けするくらい少ないですね〜。そう言われれば、登ってる時も人は少ない感じだったなあ…。テントを張ったあと、小屋の自炊室?に移動しておとなしく宴会。小屋のお客さんも少なそうです。肩の小屋は盛況なんでしょうけどね。
少し下にあるだけで、こうもお客さんの数が違うなんて…。槍の穂先に少し遠くても、小屋でゆっくりできた方が楽だと思うけどなあ…。稜線のテン場が一杯になり、降りてきた人が来ました。仕方ないかどショックだろな。今日は午後になっても雲が出てきません。大気が安定してるのかな…と思ったら、松本平や安曇野の方には巨大な入道雲が。雲の中では稲光も。雲が夕焼けに染まって、とてもきれいでした。小屋の夕食の片付けが終わってからは、K志さんの部屋?で宴会の続きです。バイトの人たちも交えて、楽しいひと時でございました。9時頃?お開きだったかな。
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