伯母子岳大股集落から登って、口千丈岳登山口へと抜けました 口千丈岳への尾根はゆったりと気持ちが良かったです!
2016GWは西日本の山々へ! 2016GW西日本の山旅の2日目は伯母子岳(おばこだけ)へ。伯母子岳という山名、見たことあるようなないような…という程度で、読み方も定かではない感じ。今回、下調べをして初めて存在を知ったようなもんです。紀伊半島の山というと、鬱蒼とした深い森を想像していました。しかし、伯母子岳を歩いてみてイメージが根底から覆りましたね。明るく開けた広葉樹の森で、とても爽快な気分で歩くことができました。大峰の方にも行ってみたくなりました。 ■護摩壇山でご来光!・・・のはずが前日の倶留尊山から移動して、夕べは護摩壇山の直下にある道の駅で車中泊。朝から快晴!まだ寒気が残っていて放射冷却バリバリ!標高は1300m近くあるので寒いのなんの!寒いし眠いしで起きられません…。でも、護摩壇山からのご来光を見るので、頑張って起きます。護摩壇山の山頂に行くと、まさかの展望ナシ…。慌てて下って、道の駅の駐車場へ。ここは東側が開けていて、バッチリご来光をゲット! ちなみに、護摩壇山は和歌山県の最高峰と記憶してました。しかし、どうも違うようで隣の龍神岳が最高峰のようです。あとで調べてみたところ、無名だったピークに龍神岳という山名を付けて、そのまま龍神岳が和歌山県の最高峰になったとのことです。展望はないし、最高峰でもない護摩壇山ですが、一応三百名山に選ばれております。
■登りは大股集落からこのGWは青い山、白いヤマのまきchin隊と動いています。車2台あるので登山口と下山口を変えることができます。ここ伯母子岳も大股から登って、口千丈岳登山口に降りる計画を組みました。で、まず下山口であります口千丈岳登山口に1台デポ。下山口に向かう林道が尾根上に付けられていて爽やかなこと!登山道も期待できるのかな…?そのあと登山口の大股集落に向かいます。心配していたこの周辺の林道ですが、バッチリ舗装されてて心配無用でした。 大股集落には登山用?の駐車スペースが数台。横にトイレもありました。実は人気あるんですね。ボクが知らなかっただけか…。民家の間を抜けて山道へ。最初は暗い杉林の中を、ひたすらジグザグ切りながら高度を上げます。登り切ったところが萱小屋。ここからは登山道の斜度が落ち、山腹の西側をトラバースで距離を稼ぎます。 桧峠で尾根を乗り越し、今度は東側をトラバースする道に。いい感じの広葉樹林に朝日が当たります。新芽の出始めた樹林帯はとても明るくて気分爽快!登山道はずっと広くて歩きやすいです。さすが世界遺産!高野山から熊野本宮へと向かう小辺路(こへち)の山岳ルートです。道幅を確保するためにか、山側は土木工事入ってますから!水戸黄門のロケに使えそう!
■伯母子岳山頂は展望良くて、居心地もよかったです伯母子岳直下で道が三方に分かれます。尾根通しが主流かと思いきや、両側の山腹ルートが広くて整備されてる様子。古道は伯母子岳山頂は通らず、伯母子峠を通ってるんですね〜。急坂をひと登りで伯母子岳山頂に到着です。 伯母子岳の山頂は展望良好です!360度の大展望なんですが、周りにわかる山が全くございません…。さっき登った護摩壇山あたりくらいかな。伯母子岳は抜きんでて高いわけでもなく、山容に特徴があるわけでもないです。なのに二百名山…。実際、かすめてきた夏虫山の方が高いし、同じくらいの高さの山が周囲にたくさんあります。やっぱり、この小辺路が通っているから二百名山なんでしょうね。
■下山の尾根道が、これまた爽快!さて、下山です。下山といってもあまり下りません。伯母子岳が1344mで口千丈岳登山口が1250mくらい。距離はザッと5キロほどありますが、標高差はたったの100mほど。ほぼ平坦で、緩い上り下りを繰り返すことになります。 山頂の下りはじめから気持ちの良い道が続きます。芽吹きが始まったばかりで、まだ木々の間に隙間がたっぷり。そこに快晴の空から太陽が注いできます。同じ尾根道でも生えてる木が違うのか何なのか、微妙に雰囲気が移り変わっていきます。なので、似てるようで微妙に雰囲気の違う写真がたくさん並んでるんです。歩いてても常に新鮮な気分で歩けます。ただ、やっぱり距離が長い…。最後の方はさすがに飽きてきて、ウンザリモードに。でも、ウンザリが苦痛に変わる前には登山口に到着です。伯母子岳、十分に満足できました。これも大股から通り抜けれたからこそ!大股からピストンでも、口千丈からピストンでも味わえない通り抜けの満足感かな!
■今日の下山後のお楽しみは・・・さあ、明日は四国の笹ヶ峰に登ります。とりあえず和歌山に向かうんですが、細くて急でカーブの多い道が続いてウンザリ〜。途中にある美里の湯かじか荘で汗を流します。そして、和歌山ラーメンの有名店?であります井出商店へ。入ったらちょうど4人座れてラッキー!あとからあとから人が来たので、ほんとタイミング良かったです。詳しいお味は青い山、白いヤマの方で! 当初は和歌山−徳島はフェリーのつもりだったけど、時間が合わず陸走。直線距離60キロのところ、淡路島経由で200キロ走ることに。フェリーより陸走の方が安いんですけど、この200キロは疲れました。徳島から本日の寝床でありますマイントピア別子までは、さらに130キロありますからね。 2016年のGWは山スキーはせず、四国を中心に近畿や中国地方の山を巡ってきました。10日間の長旅には青い山、白いヤマのまきchin隊が付き合ってくれました。車2台で動くので面倒な反面、登山口と下山口が変えられるという大きなメリットが!そのメリットを最大限生かす予定を組みました。登った7つの山、全て登山口と下山口が違う通り抜けルートに!ホントに中身の濃い山歩きができました。
|