東赤石山−西赤石山 縦走



筏津からの登って縦走して、東平に降りました!


西赤石山のアケボノツツジ カブト岩より

■2016年5月5日(木) ■四国 赤石山系 ■天気:晴れのち薄曇り ■メンバー:ゴロ太君、まきchin、T世
■コースタイム 筏津登山口(7:55)⇒水マークの渡渉(9:30〜45)⇒東赤石山(10:55〜11:15)⇒石室越(12:40〜55)⇒西赤石山(14:05〜20)⇒カブト岩(14:30〜45)⇒東平(16:15)
■温泉:マイントピア別子 500円  ■食事:遅くなったのでコンビニ ■泊まり:マイントピア別子

2016GWは西日本の山々へ!
  4/29 古光山〜倶留尊山〜曽爾高原
  4/30 大股〜伯母子岳〜口千丈岳 おまけで護摩壇山
  5/1 高藪登山口〜平家平〜笹ヶ峰〜寒風山トンネル
  5/2 名頃〜三嶺〜菅生 高知ひろめ市場
  5/3 讃岐うどん巡り
  5/4 善通寺五岳山縦走 &讃岐うどん巡り
  5/5 筏津〜東赤石山〜西赤石山〜東平
  5/6 讃岐うどん巡り
  5/7 中四国観光 今治〜しまなみ海道〜尾道〜勝山〜蒜山
  5/8 犬挟峠〜下蒜山〜中蒜山〜上蒜山〜スキー場
※詳細リストはページの一番下 こちらから

2016年GW後半戦のメインイベントは赤石山。筏津登山口から荒々しい東赤石山(二百名山)に登り、アケボノツツジ咲く西赤石山へと縦走し、東平へと下る充実のロングルート。こんな通り抜けプランが可能なのも、一緒に回っている青い山、白いヤマのまきchin隊がいてこそ。車が2台あるというのはホント便利ですね。1日で2日分楽しめるわけですから。天気にも恵まれました。


クリックしたら大きくなります!

泊まっていた道の駅とよはまから別子銅山跡のある東平へと向かいます。高速を走ってたら、なんとパンク!快晴なのに今日1日棒に振ってしまう…。パンクしたのが左側後輪で助かりました。右往左往しながらも無事スペアタイヤに交換。約30分?のロスタイムで済み、予定通り山に行けて良かった…。右だったら危ないので#9910に連絡&JAF呼んだだろうな…。ホントは左でも#9910には連絡しないといけないか…。。

■筏津から東赤石山へ

まずは下山口の東平へ。ここに1台デポ。観光地なので駐車場は大きいです。奥に登山者用駐車場もありました。そしてウチの車で登山口の筏津へ。距離は30キロ程度だけど、道が悪いので1時間近くかかります。しかも、スペアタイヤ履いてるので、一応スピードは控えめに…。筏津登山口の道沿いが広くなってて数台駐車可。橋を渡ったところに大きな駐車場があり、そこに止めました。

登り出しは杉の植林地。尾根を回り込んで瀬場谷の右岸をトラバースする道へ。なかなか標高は稼いでくれませんね。東赤石山に登るので、橋が架かっている分岐は右へ。支流の渓谷美を楽しみながら登ります。地図の水場マークのところで沢から離れるので、そこで小休止。この先は尾根でもない、沢でもない、斜面をひたすら登ります。ちょうど芽吹き始めの時期で、青空と新緑が気持ちよかったです。


筏津の登山口


最初は杉林


最初の渡渉点に架かる橋


しばらく渓流沿いを・・・


大雨降ったら渡れなそう・・・


赤石山稜線に近づくと芽吹きたての明るい林に


稜線の一段下の登山道に


稜線直下は以外にも針葉樹の森

■東赤石山山頂

ひょっこりと稜線一段下を横切る道に出くわします。いったん左に曲がって、次の十字路を右に曲がって稜線に向けて直上。稜線直下なのに針葉樹がビッシリ生えてて、なんか変な感じ。丈は低いけど稜線に出ても針葉樹で、なんだかイメージと違う…。そして、なんと東赤石山の山頂も針葉樹が生えていたのでした。あとで色々見てたら、かつては生い茂っていただろう広葉樹は、別子銅山の影響で姿を消してしまったとか…。そういえば、足尾銅山の山も木が枯れたんだっけか…。

そんな東赤石山の山頂には2,3人いたのかな。GW中の快晴の二百名山とは思えない静かさ。山頂は岩塊が積み重なっていて展望はまずまず。北側は新居浜の街と瀬戸内海、西は西赤石山、笹ヶ峰へと続く山々、南はよくわからないけど東光盛山とか…?東は樹林に遮られて展望ナシ。

なんといっても新鮮なのは海や街が近いこと。石鎚山系は全体的に海から近いけど、その中でも赤石山はとくに近いです。海から10キロそこそこですからね。東赤石山の標高は1700mほどですけど。例えば立山だと3000mあっても、海から30キロくらい離れています。海からのせり上がり具合いでは赤石山の勝ち!


赤石山山頂! なんかスッキリしてないなあ・・・


東赤石山は二百名山 ゲット!


これから目指す縦走路


赤石山系は海から直接そそり立っています


遠くに笹ヶ峰など

■東赤石山からは岩稜帯の難所が続きます

西赤石山に向けて縦走開始です!東赤石山から八巻山を経て石室越までの間は、なかなかの険しい岩稜帯でした。地図の登山道は実線で引かれてるので無警戒。とくに下調べもせず…でした。岩場自体の難易度はともかく、稜線の道はほとんど整備されてないですね。ペンキ印とかも少なく、ロープや鎖は一切ナシ。踏み跡は錯綜しているので、正しいのか間違ってるのかもよくわからなかったです。

コースタイムは随分長めにとってあるな…とは感じてました。これなら時間稼げるかも…とか思ったけど、それは甘い考えでしたね。みっちりコースタイム分かかることに。地図見てて、なんで稜線と稜線一段下に並行して登山道があるんだろう…と不思議に思っていたんですが、謎が解けました。だったら稜線の登山道は破線にしてもいいような気も…。


西赤石山に向けてスタート!


まだまだ余裕の表情?


モアイ像かゴリラか


大岩が積み重なった稜線


崩れたら怖そう・・・


さっきまでいた赤石山


時間食ってやっと八巻山


ここからさらに険しくなります


赤石山荘が見えてきました!


赤石山にこんな岩稜帯があったとは・・・


岩は不安定そうに見えて、わりとしっかりしてました


八巻山


しっかりコースタイムかかります


踏み跡が錯綜してて、正規の道なのかわかりにくい


岩の隙間から瀬戸内海


おお、鋸岳みたい!


足、乗っけるとこがない・・・


歩いてきた稜線

■石室越からは一転穏やかな稜線に

石室越でゆっくり休みます。ここからの道は一転して歩きやすい道に。というか、稜線一段下の道はずっとこんな感じだったんでしょうね。スタスタ歩けるので、景色もどんどん変わっていきます。目の前にある前赤石山は山腹トラバース。ひと登りしたピークが物住頭です。物住頭は何て読むんでしょ?『ものずみのあたま』でいいみたいですね。

物住頭から西赤石山までは緩く下って緩く登る道。なんか安心感?がありますね。両側の斜面も緩く広がってるからかな。マッタリ系って感じです。左側の斜面のカラマツの新緑がなんとも良い雰囲気出してました。


ようやく岩場が終わってひと息・・・


前赤石山


前赤石山は山腹トラバース


ようやく西赤石山が・・・ 東とは全くちがう 


山裾はカラマツの新緑がキレイでした

■西赤石山山頂

西赤石山に到着です。東赤石山と違って優しい山容です。東赤石山は二百名山で岩稜があって、橄欖岩にはたくさんの種類の花が咲くそうな。花の百名山でもありますしね。四国の中では種類も数も一番みたい。対するここ西赤石山はこの時期のアケボノツツジの人気がダントツ。あとは紅葉くらいとか。山頂にいた時間帯が違うので何とも言えないけど、今日は西赤石山の方がずっとお客さん多かったと思われます。恐るべし花人気!

展望はいいですね〜。東赤石山方面は石室越付近が壁になってて、東赤石山の山頂がチラッと見えるだけ。そういえば、東赤石山の山頂からも西赤石山の山頂がチラッとだけ見えていました。5月1日に歩いた平家平〜冠山〜笹ヶ峰の稜線が近くなりました。この山並みの存在感が大きくて、笹ヶ峰から瓶ヶ森にかけての主稜線は、間から主要なピークが見えるのみ…。


西赤石山の山頂!


笹ヶ峰に続く稜線と1日に歩いた平家平から笹ヶ峰の山並み


新居浜に街と瀬戸内海


笹ヶ峰と奥に瓶ヶ森と石鎚山?

■アケボノツツジの展望台 カブト岩へ

別子銅山跡のある東平(とうなる)へと下ります。ルートは2通り。稜線通しに歩いて銅山越から下降するものと、西赤石山からカブト岩経由で下るもの。地図にはカブト岩のとこに『アケボノツツジビューポイント』とあるので、こっちでしょ!ロープが設置された急坂を下ると、その先にカブト岩。カブト岩は大きな単体の岩ではなく、岩屑が積み重なった塚のようなピークでした。

カブト岩から振り返りますと…西赤石山の西斜面は一面のアケボノツツジ!これはこれで凄いんですけど、ピーク時にはもっとピンクに染まるんでしょうね。山頂あたりにはツボミが多く見られましたんで。天気はゆっくり下り坂のようで、空が青くなくなってきたのがチョット残念…。カブト岩周辺、この時間なのに結構な人。お昼時なんかは混んでたでしょうね。

アケボノツツジを堪能したら、あとは東平に向けて下るのみ!…なんですが、カブト岩とアケボノツツジに気を取られてて、東平への下り口がわからない…。少し戻って、近くにいたおじさんに教えてもらって、無事発見。しばらくは下りながらのアケボノツツジ見学でした。


西赤石山からカブト岩に向けて急降下


西赤石山の斜面にはアケボノツツジ


ちょいとアップで!


まだまだこれから盛りになるのか・・・?


東平に向けて下ります


アケボノツツジを見ながらの下り


岩はアクセントになりますね〜

■あとは東平へと下るのみ

アケボノツツジ地帯が終わると、あとは杉林の単調な下り。飽き飽きしてきたころに、軌道跡と思われる水平動のような道に。はじめは雰囲気が面白かったりだったけど、高度を下げてくれないので、またもや飽き飽きモードに。軌道跡は一本松までで、そこから急下降して東平の観光地エリアに降り着きました。あとは遊歩道を歩いて駐車場へ。


アケボノツツジ地帯が終わるとこんな林相


軌道跡でしょうか・・・ 落ちたら怖い・・・


軌道跡はなかなか下らずもどかしい


これが東洋のマチュピチュ?


東平から西赤石山  真っ赤になるのかなあ

■下山後のお楽しみは・・・

下山後のお楽しみ…といきたいとこですが、今日は時間がおしててお楽しみどころじゃないです。車の回収で1時間以上。そして、新居浜でパンクしたタイヤの交換。そのあとマイントピア別子に戻ってきて、やっと温泉に入れます。夕食はコンビニで夜の宴会分と一緒に買い出しです。トラブルもあったりで長い一日となりました。でも、予定はちゃんと消化できてよかった!

2016年GW、10日間の足跡

 2016年のGWは山スキーはせず、四国を中心に近畿や中国地方の山を巡ってきました。10日間の長旅には青い山、白いヤマのまきchin隊が付き合ってくれました。車2台で動くので面倒な反面、登山口と下山口が変えられるという大きなメリットが!そのメリットを最大限生かす予定を組みました。登った7つの山、全て登山口と下山口が違う通り抜けルートに!ホントに中身の濃い山歩きができました。
 天気にも恵まれましたね〜。最初に4日連続登ってほぼ満腹に。その後はグルメや観光を織り交ぜながら、のんびりと過ごした感じです。山に登った7日が全て快晴というスゴさ!
 山だけではなく、グルメや観光も充実していました。讃岐うどんはなんと10店!ひるぜん焼そば2店!ラーメンに素麺に炭水化物満載!連夜の車内宴会で寝不足になりながらも、早朝頑張って起きる!長いだけの10日ではなく、中身もギュッと詰まった10日間でした。まきchin隊に感謝!感謝!であります。

行動 天気 登山口 車中泊 温泉
下山口 グルメ
4月29日  古光山&倶留尊山  くもり  大峠  ごまさんスカイタワー  お亀の湯(750円)
 曽爾高原  三輪素麺(千寿亭)
4月30日  伯母子岳  晴れ  大股  マイントピア別子  美里の湯(550円)
 口千丈岳  和歌山ラーメン(井出商店)
5月1日  笹ヶ峰  晴れ  高藪  大歩危  木の香温泉(620円)
 寒風山トンネル  道の駅木の香
5月2日  三嶺  晴れ  名頃  ひろめ市場  いやしの温泉郷(500円)
 菅生  高知ひろめ市場
5月3日  讃岐うどん巡り  くもり  ふれあいパークみの  たかせ天然温泉(580円)
 讃岐うどん(上戸、長田in香の香、竹清、わら家)
5月4日  善通寺五岳山  晴れ  善通寺  とよはま  たかせ天然温泉(580円)
 鳥坂峠  讃岐うどん(手打ち十段うどんバカ一代、おか泉)
5月5日  東赤石山&西赤石山  晴れ  筏津  マイントピア別子  別子温泉(500円)
 東平  コンビニ
5月6日  讃岐うどん巡り  くもり一時雨  マイントピア別子  丸亀ぽかぽか温泉(580円)
 讃岐うどん(なかむら、田村、日の出製麺所、蒲生)
 骨付き鶏(一鶴)
5月7日  今治、尾道、勝山観光  くもり時々晴れ  風の家(蒜山)  まにわ温泉(600円)
 尾道ラーメン(朱華園)、ひるぜん焼そば(高原亭)
5月8日  蒜山  晴れ  犬挟峠  やつか温泉(600円)
 上蒜山スキー場  ひるぜん焼そば(悠悠)




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