先日の大雨で読売新道への道が通れなくなったみたいで、予定変更を余儀なくされる
8月15日(土) 天気: くもり一時雨 | ||
剣沢(5:30発)⇒別山(6:30〜48)⇒富士の折立(7:58〜8:12)⇒雄山(8:35〜47)⇒一ノ越(9:16〜35)⇒室堂(10:05)⇒トロリーバス(10:30)⇒黒部平(11:35発)⇒ロッジクロヨン(12:05) | ||
夕方から雨ということで、早めに出てテントを張ってしまおう。今日は立山を縦走して、ロッジクロヨンまで降りる予定。天気のほうは山は見えているものの、高い薄雲が出ており、下り坂の様相だ。 別山へは直のコースで登る。荷物がズッシリで、足取りも重い。稜線に出ると風が強くてかなりの寒さだ。鼻水がひっきりなしに出てくる。すすりながら歩いていたが、すするのが追いつかず、たなびいた鼻水がメガネについてきてうっとおしい。高かった薄雲は、みるみるうちに湿っぽくなっていく。
大賑わいかと思っていた雄山山頂は、ほとんど人はいなくて寂しいもんだった。お盆なのに・・・と思っていたら、一ノ越への下りは登ってくる人がたくさん。まだ朝早いので、ちょうどこれから登って来始める時間かも。 一ノ越の売店で道の状況を聞いてみる。大雨続きで心配だったのだ。すると、雷電への道は通行止めになっているとのこと。タンボ平も大雨で荒れたらしい。となると、バスとロープウェイで下るしかないのか。とりあえず室堂に行けば、もっと詳しい情報が得られるかもしれないと思い、いったん室堂に下ることにした。 室堂の山岳警備隊の窓口で情報収集。雷電への道も、タンボ平の道も、雨による影響は受けてないらしい。一ノ越の売店のおばさんにだまされた!でも、奥黒部ヒュッテまでの道は、数カ所橋が流されているようだ。平水なら飛び石で渡れるが、雨が多いのでどうか・・・というとこらしい。なんか気が抜けて、また一ノ越に登り直す気になれず、交通機関を利用することにした。 黒部平からはさすがに歩いて降りる。降り口をみつけるのに苦労した。稜線ではあれほど寒かったのに、ここまで降りてくると汗をかくほど暑かった。ロッジクロヨンにあるテン場は、タンボ平野営場というようだ。ロッジのおばさんに読売新道のことを聞いてみた。すると平成7年の大雨で荒れてからは、ほとんど手入れされてなく、荒れ放題になっているとのこと。 この時点で、明日の奥黒部ヒュッテ行きはなくなった。この先どう変更しようかずっと考えていた。読売新道は登りで使いたかったが、道が直るまでここにいるわけにもいかない。不本意だが、先に裏銀座からやっつけ、読売新道を下る方向で考えることにした。 テントを張り終えた頃から雨となった。7時頃のニュースで、また大雨に対する注意を呼びかけていた。明日晴れれば扇沢に行って、針ノ木に登ろう。雨なら・・・一度家に帰って体制立て直しをしようか。ここにきて初めて家に帰りたいと思っている自分がいた。天気ならこんな気持ちにはならないのだが。ボクの登山人生前半の区切りをつけるこの縦走。大げさに言えば、人生前半の区切りとなるこの縦走。予定変更や天候による一部断念はあったとしても、必ず全山を踏み、親不知まで歩きとおさなければならない。 |
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⇒ タンボ平〜黒部ダム〜家 |
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