1日中雨の中を歩いた。蝶ヶ岳のテン場は風ビュービューでつぶれたテントも・・・
8月2日(日) 天気: 雨 |
徳本峠(6:56発)⇒明神見晴らし(7:55〜8:05)⇒大滝槍見台(9:15〜30)⇒大滝山荘(12:15〜45)⇒蝶ヶ岳ヒュッテ(14:13着) |
夜中から雨、起きても雨。おっくうだったが、2度寝してしまうといつまで寝てしまうかわからないので、気合いを入れて動き出した。下界の天気予報はくもりで朝晩一時雨ということで、大崩れはしないと思っていた。しかし、朝から本降りになっているとは・・・。せっかく乾きかけた靴がまた濡れてしまう。 せめてテント撤収の時だけで上がってくれないかと願うが、いっこうにやむ気配がない。しばらく様子を見ていたが、意を決して撤収することに。テントの中でドロドロのカッパを着て作業開始。 大滝山方面への登山道がわかりにくく、しばらくウロウロしていた。緩いアップダウンが繰り返される。歩きやすい道なのだが、ぬかるみがひどくて不快。3日連続でぬかるみ地獄だ。明神見晴らしは小ピークになっているのかと思っていたら、下りの途中にあった。いつの間にか雨はやんでいた。 大滝槍見台あたりで大滝山方面からの人とすれ違うようになる。とはいっても、マイナーな山域なので通る人は少ない。槍見台というだけあって、展望用のやぐらが立っていた。ここから先は目立ったチェックポイントがない。だいたいこの周辺は地図も大雑把で、コースタイムも徳本峠から大滝山まで5時間という具合だ。 目標物のない中、ひたすら歩き続ける。このあたりの道はずっと稜線の左側を巻くように、一定の傾斜でつけられている。歩くには楽でいい。ひたすら樹林帯だが、こんな雨と風の日にはありがたい。緩い傾斜が続いていたが、急に登りがきつくなった。大滝山本体の登りにかかったのだろうか。東側はお花畑になっている。 ひと登りで大滝山の南峰へ。三角点は南峰にあるが、標高は北峰の方が高い。ここから先は顕著な二重山稜になっていて、その窪地は池になっていたり、お花畑になっていたり。お花畑の花はすでに終わっているのか、草がほとんどだった。残っているのは、ここでもアキノキリンソウとハクサンフウロという秋口の花だけだ。 大滝山荘の前のベンチでゆっくりした。小屋はお客さんはおろか、従業員がいる気配もなかった。昼寝でもしているのか。ここは樹林に覆われていて、風がなく穏やかだ。ここにテントを張りたくなってきた。とはいってもまだ時間は早いので、ここに泊まりたくなった気持ちにむちを入れ、蝶に向かって歩き始める。登り始めるとすぐ森林限界となり、そこには吹きさらしのテン場があった。ここで泊まらなくて良かった・・・。ここから先も二重山稜で、池やお花畑の道が続く。変化に富んでいて、歩いていて気分が良い。晴れた日にまた来よう。とか思っているうちに、また雨が降り出してきた。しかも本降りだ。一度大きく下ってから蝶へと登り返す。 蝶ヶ岳のテン場は強風が吹き荒れていた。まだわりと早い時間なのに、すでに10〜15張りくらいのテントが張ってあった。話によると、きのうは2張りほどテントが飛ばされたようだ。受付に行くと、玄関はお客さんだらけ。さすがに人気の山だ。ビールも買った。当初ビールは2日で1本のつもりでいたが、ほぼ毎日買ってしまっている。1日1本買っていると、40日で20000円ということになる。でも、テン場に着いた時のビールはこの上ないうまさだから、いた仕方ないところだろう。一日ご苦労さん、という意味も含めて・・・。 強風の中のテント張りは難儀だった。風上側の張り綱は2本追加しておいた。天気予報によると、明日はくもり一時雨だが、あさって以降は天気が良くなるみたいだった。やっと梅雨が明けてくれそうだ。それにしても、何日景色を見てないことだろう・・・。 |