今日はくもり・・・。今日がこの全山縦走の中日となる。長いようで短いようで・・・。
8月11日(火) 天気: くもり | ||
雷鳥平(6:20発)⇒新室堂乗越(6:42〜50)⇒奥大日岳(7:53〜8:26)⇒七福園(9:14〜30)⇒大日小屋(9:45)⇒大日岳(10:00〜11:00)⇒大日平山荘(12:10〜40)⇒登山口(13:38着) | ||
あたりは深い霧に包まれていた。きのうまでのような冷え込みもない。天気は下り坂なのだろう。今日は大日岳経由で称名の滝に降りる。滝の駐車場で泊まるつもりなので、あまり早く降り過ぎると具合が悪いので、ゆっくりしていた。 新室堂乗越周辺はチングルマの大群落となっている。花は終わっていて残念だったが、綿毛のチングルマがモジャモジャ生えていた。ゆっくり歩くつもりが、貧乏性なのかついついハイペースになってしまう。奥大日岳までコースタイムの半分で歩いてしまった。
山頂の西側にはガスがなく、日本海が望めた。ゆっくり歩くのが難しいので、山頂など休憩を長く取るようにした。山頂の岩の間にオコジョが住んでいるようで、あっち行ったりこっち行ったりしていた。人馴れしている様子を見ると、山頂で休憩している人のおやつ目当てなのか。 奥大日岳より先は歩く人も疎ら。室堂のあの喧騒からは考えられない。七福園という庭園みたいなところで休んだ。大きくて平らな岩がゴロゴロとあり、なるほど庭園のような雰囲気のところだった。今日は大変蒸し暑い。森林限界上の稜線というのに汗をかく。間違いなく天気は下り坂のようだ。 「もうすぐ小屋」という看板があった。もうすぐってどれくらい?大日小屋は静かで、外には誰もいなかった。山頂への分岐にザックを置いて、いるものだけ持って大日岳に行った。片道10分くらい。山頂周辺はチングルマだらけ。花の最盛期に来たら、さぞかしきれいだろうなあ・・・。 ここからは下りオンリー。荷も軽いのでハイペースで下る。途中でガスの下に出たのか、急に視界が開け大日平山荘が見えた。でも、まだだいぶ遠い。この遠さなら見えて欲しくなかった。調子よく下っていると、急に肩のストラップがずり落ちてきた。たまらずザックを降ろしてみると、ストラップを止めているプラスチックの部品が割れていた。参った・・・。縦走継続の危機だった。細引きで仮止めして、なんとか背負える状態にはなった。まだ2年目のザックなのに・・・。 急坂を下りきると木道となり、少し登り返すと大日平山荘。ここも静かな小屋だった。まだ早いのでベンチで横になったり、不動滝を見に行ったりしていた。小屋からしばらくは平坦で、木道が続いている。この木道の区間でヘビを2匹見た。白いヘビと黒いヘビ。ヘビは嫌いなので、勘弁してほしかった。平坦のところが終わると、一気下りで登山口まで急降下。下ったところはちょうど展望台になっていた。 ザックを置いたまま、暇つぶしに称名滝を見に行く。写真を1枚撮っただけで滝を後にし、ザックを背負って駐車場へと歩く。バスの時間は始発が8:15、最終は17:15だった。最終が出るまではテントは張れないな・・・。レストラン兼みやげ物店に入る。肉うどんを食べた。久しぶりにテレビを見たらパイレーツが出ていて「だっちゅーの!」とかやっていた。 最終のひとつ前のバスが出たところで、駐車場にテントを張った。一人で駐車場に張るのはあまり落ち着かない。今日で前半戦の終了ということで、夕食はアルファ米だが赤飯。下界に下りただけに、暑くて仕方がない。こんな暑さの中ですぐに寝れるか心配だった。 明日は一番のバスで立山駅に行き、地鉄で上市まで行く。上市郵便局に後半分の荷物を止めてもらっているはずなので、それを回収に行くのだ。ゴミを送り返し、パッキングをして、タクシーで馬場島へと向かう予定。そして、後半戦は早月尾根でスタートする。 |
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⇒ 称名平〜上市駅〜立山駅 |
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