やっと夏らしい天気になってきた!この日はダイヤモンドコースを稜線漫歩
8月8日(土) 天気: 晴れ |
黒部五郎小舎(5:23発)⇒黒部五郎岳(7:05〜43)⇒赤木岳(9:36〜50)⇒北ノ俣岳(10:26〜40)⇒薬師峠(11:45) |
やっぱり学生パーティーの近くは良くない。2時半頃に起こされてしまった。すでにテントを撤収していて、ヘッドランプをボクのテントにビシビシ当ててくる。勘弁して欲しかった。きのうの夕方は、まだ暗くなりきってないにもかかわらず、となりのテントの人に「ボクたち明日早いんで・・・」と苦情を言っていた。だったら静かにしてくれよと思った。 今日は薬師峠まで7時間の行程なので、こんなに早く出る必要はなかったが、起こされてしまい早い出発に。まあ、今日は土曜日で、折立からもたくさん登ってくるだろうから、テン場のよい場所キープということでよしとしよう。今日はなんか寒いようだ。きのうの雨で空気が入れ替わったか・・・。 だらだらと登り、やがて黒部五郎のカールの中を歩くようになる。まさにここは別天地だ。後を見ると、槍と穂高が見えている。カール壁の急登はジグザグが切ってあり、そんなにしんどくはなかった。肩に着くとそこにいた人数の倍のザックがある。みんな荷物を置いて山頂に行っているみたいだ。 さっきまで山頂だけガスがかかっていたが、登る頃にちょうど晴れた。360度の大展望が待っていた。きのうの三俣蓮華岳とは目くそ鼻くそといったところ。山頂の看板は学生に占領されていたので、写真は撮らずじまい。ここに朝2時半に太郎平小屋を出てきたと言う人がいた。自慢げに話していたが、せっかくの展望の良い稜線を、暗いうちに歩くとはもったいないのにと思っていた。 北ノ俣岳までは小刻みにアップダウンを繰り返す。見た目よりもキツイ道だ。小ピークの度に休んでいた。この休憩中も静かなところで1人で休んでいたら、学生の団体に囲まれた。うっとおしいので、さっさと出発。北ノ俣岳からは有峰湖が見下ろせた。知らないうちに黒部五郎岳はだいぶ遠くなっていた。前方には今回初お目見えの剣岳が鋭く尖っていた。 あとはだらだら下りで太郎平まで。楽勝かと思っていたら、なんだかえらい遠く感じて苦しかった。足は良かったが、背中の疲労が激しかったようだ。小屋で受付をしようと思ったら、テン場でやっているとのこと。小屋に着いてからテン場までの15分が、ことのほかしんどかった。 テン場はまだよりどりみどり。良い場所はあったが、どれも近くに大きなスペースがあり、またとなりに学生が来たらイヤだと思って端っこの方に張った。なんだか学生恐怖症になってしまったようだ。早く着きすぎてしまったので退屈だ。こういう時は一人だとつまらない。ビールを買いに小屋へ。ついでに小屋の前で話し相手を探したが、これといった人はいなかった。仕方なくテン場に戻り、外に銀マットを敷いて、ビールを飲みながら高校野球を聞いていた。 夕方にはテン場はほぼ満タンに。ポール無しのテントがあった。ツエルトには見えないので、恐らくポールを忘れてしまったのだろう。 |
⇒ 薬師峠〜スゴ乗越〜五色ヶ原 |