またまた今日も雨・・・。台風はどこにいったのやら・・・。
8月30日(日) 天気: くもり一時雨 |
白馬岳頂上宿舎(6:15発)⇒白馬岳(6:48〜56)⇒鉢の鞍部(7:48〜8:00)⇒雪倉岳避難小屋(8:36〜48)⇒雪倉岳(9:21〜35)⇒朝日岳分岐(11:31〜50)⇒水場(13:14〜21)⇒朝日小屋(13:40) |
靴ズレの方は思ったよりも浅くて、一晩でだいたい乾いてくれた。でも指で触るとちょっと痛い。濡れた靴を履いているとまたすぐに痛くなってきそうだ。靴下を履く前に靴ズレの処置をする。残り少なくなったバンドエイドを駆使した。今日は乾いた靴下を履いて出よう。 日曜日の朝だというのに人が少ない。天下の白馬岳というのに・・・。台風が通りすぎてしまうまでは、誰も登って来ないのだろう。歩き始めはちょっと痛かったが、慣れると痛みはなくなった。それにしても今日は蒸し暑い。台風から南風が入ってきているのだろう。白馬岳の山頂もガランとしていた。天気が天気なのでゆっくりする気はなく、写真だけ撮って出た。 下りになるときのうとは別の部分が痛くなってきた。今のところきのう痛かったところは、バンドエイドに守られているのかもしれない。鉢ヶ岳は巻き道で靴ズレの足には助かる。そして雪倉の避難小屋へ。外見はまあまあだが、入口に回ると玄関の扉はなくブルーシート。荒れていそうだったので、中をのぞく気はしなかった。なにか変なものでもあったら怖い。外の石垣に座って休んでいた。 雪倉岳の山頂部は広くてなだらか。真っ白けなのが残念でたまらない。北アルプス全山も雪倉岳をやっつけた。残る主なピークは朝日岳のみとなった。順調に行けば朝日岳は明日の朝イチでやっつける。そこから先は日本海へと向けてひたすら歩くのみだ。 雪倉を離れると雨は上がり、少し展望が開けてきた。赤男山の左に小朝日らしき山も見えている。ここからは大きなアップダウンはなく、朝日小屋までほぼ水平な道のはずだ。靴ズレにもやさいいのではないか。ところが靴ズレの方は悪化してきており、きのうと違う部分がひどくなってきていた。 水平かと思っていた道は木道があって楽ではあったが、思ったよりもアップダウンが多かった。暑くてたまらないのでカッパを脱いだ。朝日小屋に近づくにつれて、足の痛みはきのうにも増して痛くなってきた。どこが痛いというのはなくて、もう足が全体的に痛かった。水谷のコルのチョイ西に小屋が見えた。直線だともう近いが、道は朝日岳のスソをまわり込むかたちでついている。どのくらいまわり込んでいるかが問題だ。小屋への最後の木道と階段はビッコを引くようになってきた。とくに階段が非常につらかった。 休憩も多かったが、足の痛みで後半はペースダウンしたため、予想よりも遅くなってしまった。小屋でテントの受付をする時に、バンドエイドを売ってもらった。細いヤツだったが8枚100円で買った。ちょっと足りそうもないが、ないよりはずっとマシだろう。 テン場は開放的で、ボクの好きなタイプのテン場だ。ロケーションは抜群。晴れていたら最高だろうに・・・。テントを張る場所を決め、一目散に靴下を脱ぎサンダルに。きのうよりも赤くただれている範囲が広がっていた。とくに足の外側とつま先がひどい。とにかく明日に向けて乾かしたかった。天気は日は照らないが、最近にしては上々。濡れた物を張り綱に干しまくる。 テントにいるよりも外にいたほうが乾きそうだったので、小屋前のベンチで日記を書いたりしていた。ラジオではしょっちゅう大雨のニュースをやっていた。那須町では降り始めから1200ミリを超えたそうだ。すごすぎる・・・台風の方は明日房総沖という確率が高いようだ。明日はなんとか歩けそうな気がする。気になるのは足だけだ。トイレに鏡があったので顔を見てみると、そんなにひどくはなかった。 この縦走もそろそろクライマックスを迎える。順調に行けばあと2日で親不知だ。初めは先が見えず、長く感じていたが、20日を越えたころから早く感じるようになった。あとは台風をやり過ごして親不知に下るのみだ。寝る前のションベンに出ると、西は夕焼けの雲海。残念ながら日本海は見えなかった。 |
⇒ 朝日岳〜黒岩山〜栂海山荘 |