高天原は景色も温泉も最高!温泉に入りすぎると、あとが動けなるので要注意!
8月23日(日) 天気: 晴れ | ||||||
雲ノ平(5:45発)⇒高天原峠(6:49〜57)⇒高天原山荘(7:25)⇒夢ノ平(7:48〜8:00)⇒温泉(8:10〜55)⇒高天原峠(9:42〜55)⇒雲ノ平(11:15〜12:10)⇒岩苔乗越(13:15〜25)⇒鷲羽岳(14:12〜30)⇒三俣山荘(15:06着) | ||||||
朝から快晴!こんな日は気分がよい。しかし、メチャクチャ寒い。温度計を外に出して計ってみると3度だった。北からの高気圧に覆われているのかな。今日の予定はサブザックで高天原温泉に行って、そのあと読売新道に備えて三俣山荘まで移動。コースタイムはかなりあるが、気分的にはピクニックにでも行くかのようだった。
サブザックで身も心も軽やかだった。が、木道でいきなり転倒。朝露で濡れて滑りやすくなっているのかと思ったら、よく見ると霜だった。気温3度だったら霜も降りるわなあ。たいしたことはないが、右手の親指と人差し指を負傷。高天原へは始め段々状に緩やかに下って行くが、樹林帯に入るといきなり急降下。降り切ったところが高天原峠だった。鬱蒼とした峠で、南アルプスの白鳳峠を思い出した。
岩苔小谷に降り、大小の沢を3本渡って少し登ると高天原。薬師岳にモロ朝日が当たっていて、すごいきれいだった。山荘は素通りし、竜晶の池まで行く。池を1周しようとしたが、途中で道がなくなり、来た道を引き返した。そして温泉へ。客は誰もいなくてボク一人だった。長く入りすぎると力が抜けそうだったので、10分くらいにして出る。風呂上りは沢にあった大きな石の上でボケーッとしていた。空は真っ青で、沢の流れの音が心地よい。しばらくここにいたい気分だった。 来た道を引き返し、雲ノ平へ戻る。今考えれば、メインザックを背負ってきて、このまま岩苔小谷沿いの道を登ればよかったかな。歩き始めるが、体がフニャフニャで力が入らない。温泉で汗と垢だけでなく、力まで吸い取られたみたいだ。腹の減り方も尋常ではなかった。 帰りの高天原峠は賑やかだった。話をしていると、きのう祖父岳にいた団体さんだった。これから薬師沢に行くらしい。心配していた急坂はなんなく登ったが、そのあとの無警戒だった緩やかな段々状は疲れた。精神的なものが大きいのだろう。 昼までにテン場に着きたいと思っていたが、予想よりも早い11時過ぎに着くことができた。余裕があったのでテントを撤収しながら昼メシ。昼間にコンロを出したのは初めてだった。このまま今日はここにいたい気分だったが、明日の好天のうちに読売新道を片付けなければと気を引き締め、パッキングして三俣山荘へ向かった。 祖父岳の途中にある巻き道と祖父岳山頂経由の分岐。ここでどっちに行こうか迷った。巻き道の方が早いが、今日のうちに鷲羽岳を踏んでおかないと、明日が苦しくなる。明日は源流経由の最短コースで読売新道に挑みたかった。きのう通ったばかりの道をまた通り岩苔乗越へ。 鷲羽岳山頂で夫婦連れと話をし、「今日で32日目です」と言うと、「え〜、さあんじゅうににちい〜」とビックリしていた。これまでも会った人に日数を言うと、同じようなリアクションが返ってきていた。ボクも以前、上高地から親不知まで縦走している人に会った時、「スッゲーッ!」と思ったもんだ。鷲羽の下りはザレザレで、荷物の重みで減速できず、一回滑ってこけてしまった。 ボクのテントの隣りには、おじさんとおばさんの2人組がいて、小さいテント2張りで別々に寝るようだった。どう見ても夫婦には見えない変な取り合わせだった。明日の天気は晴れで夕方からくもり一時雨となっていた。朝って以降はぐずつく日が続くようだ。とりあえず、明日の読売新道が晴れてくれれば・・・。あさって以降の予報はまた変わるかもしれないし・・・。 |
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⇒ 三俣〜水晶岳〜赤牛岳〜平ノ小屋 |
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