雷雨注意報が出ていたため、おじけづいて奥穂〜西穂の縦走を断念。情けない・・・
7月30日(木) 天気: くもりのち雨 |
穂高岳山荘(6:49発)⇒奥穂高岳(6:49〜7:00)⇒紀美子平(7:49〜8:01)⇒岳沢ヒュッテ(9:14〜51)⇒河童橋(11:05着) |
起きたらガスで真っ白けだった。天気予報でも、「山は昼前から雷雨になる」と言っている。今日は奥穂から西穂へ縦走してから上高地へ降りるつもりにしていた。しかし、奥穂〜西穂の稜線で雷雨に遭ったらイヤだなあと思い、急きょあきらめて涸沢経由で上高地に降りることにした。 出発時、思ったほど天気は悪くないので、岳沢経由で下ることにした。きのう空身だと22分で奥穂まで登れた道、今日はメインザックを背負っているので38分もかかった。山頂はたくさんの人で賑わっていた。外人さんが歩いてきたが、素通りして行った。前穂方面に向かう途中、外人さんを抜いた。 紀美子平も前穂ピストンの抜け殻となったザックで賑わっていた。休憩していると外人さんが来た。ここも素通りしていった。雨が降り出してきた。出だしの斜めになったスラブ状の岩は、雨で濡れているといやらしかった。少し下るとまた外人さんに追いついた。試しに話し掛けてみると、日本語が通じた。彼はコロラド州から1週間の予定で来ていた。「日本の山はいい!」と、しきりに言っていた。 岳沢ヒュッテに着くと、学園前のおねえさんがいた。小屋の中は雨宿りの人で混雑していた。おねえさんは先に出発。外人さんが小屋をのぞいたが、ここでも休まず降りていった。穂高岳山荘から一度も休んでいないはずだ。 ここでこの先の身の振り方について考えていた。今晩は上高地に泊まって、明日に西穂と焼岳をやっつけるつもりだったが、このままだとえらい早くに上高地に着いてしまう。雨が降ってなければ西穂まで登っておくとか考えられたが、上高地に下山後、雨の中また西穂に登る気にはなれない。上高地で半日もボケーッともしていられない。一度家に帰ることにした。 途中でおねえさんを追いぬく。カッパは上だけで、下は短パン。ずぶ濡れになりながら下った。遊歩道まで降りれば一般観光客の領域。大きなザックに上だけカッパ、下は短パンでずぶ濡れ。中途半端なヒゲ、黒い顔、日焼けした足・・・。「なに、この人?」という視線を感じながら河童橋に向かう。その視線をかき分けながらバスターミナルまで歩いた。バスに乗る準備を終えたところでおねえさんが到着。 バスまでに1時間あったので、五千尺ホテルの2Fの食堂に入る。こんな姿なので、1人だったら間違っても食堂なんて入らないところだ。ラーメンと生ビールを注文。混んでいて落ち着かなかったので、食い終わったらそそくさと出た。バス、電車と乗り継いで家に帰った。 |