午前中は大雨と強風が続いたが、午後はなんとか持ち直し、剣岳に登頂。
8月14日(金) 天気: 大雨のちくもり |
剣沢(10:00発)⇒一服剣(10:40〜51)⇒前剣(11:21〜30)⇒カニのたてばい(12:00頃)⇒剣岳(12:29〜55)⇒一服剣(14:27〜40)⇒剣沢(15:20) |
きのうの夜、最後のしょんべんは止み間がなくてできなかった。12時頃にもよおして目を覚ますが、雨が降っていて行くチャンスがない。結局ガマンし切ったのだが、ぼうこうが破裂する寸前だった。目覚ましは4時だったが、5時にセットしなおして寝る。5時に鳴った目覚ましを止め、6時半まで寝た。今日は剣往復だけなので、昼から出ても大丈夫だ。 7時半過ぎから少し明るくなり、8時頃からは急に青空が広がった。合図でもしたかのように、みんな一斉に物を干し始める。きのうはずっとブルブル震えていたので、この温かさは格別だ。しばらく物を干しながら日光浴をして、10時くらいに出るとしよう。あっという間に前剣までは出たが、山頂の雲はしぶとかった。 さっきまで晴れていたのに、出る時には真っ白になった。一服剣あたりでまた晴れてきて、圧倒的な前剣が望めた。どこをどう登るのかと思うほど垂直に見えた。前剣に着いて腰を下ろすと同時に、団体さんが出発。前に出たかったが、腰を下ろしたばかりで、すぐ行く気にはならなかった。 団体さんを追いかけてダッシュ!前にいる人は全て抜くつもりで歩いた。ルートは何本もあり、抜くのには好都合。団体さんも抜き去り、しめしめと思った瞬間、カニのたてばいの渋滞の最後尾に並ぶことに。岩場には何人もの人が取り付いており、順番待ちの人が15人くらいいた。20分以上たってやっと岩場に取り付けたが、なかなか進まない。変な格好の時に止まると大変だった。1,2歩進むとすぐに止まってしまう。渋滞の元となるドン臭いおばさんでもいるのだろう。しばらくしたら急に進み始めた。ドン臭いおばさんが難所を通過したのだろう。 剣岳山頂はガス。剣岳山頂というのは、登山者にとって特別なものなのか・・・。登頂の感動に浸る人が多い。万歳三唱する人がいれば、登ってきた瞬間「ヤッター!」と叫ぶ人もいる。他の山だと、そこまでする人は見かけないように思うのだが・・・。ボクは冷めていた。早月尾根の予定だったのが、室堂からになったので、充実感はほとんどなし。早月尾根からの登頂なら、それなりの感動はあったと思う。 下山は大渋滞にウンザリ。休んでも休んでもすぐに渋滞の最後尾に追いついてしまった。一服剣で大勢休憩しているところをパスして前に出るが、喜んだのも束の間、あっという間に別の渋滞につかまってしまった。 テントに戻ってからは、物干しの続き。メインザックはなかなか乾いてくれない。そのうちとなりのおじさんと、そのとなりの若いおにいさんと話しが始まる。おいさんは越谷からの人で、今朝8時に剣に登りに行ったらしい。おにいさんは飛騨の古川の人で、今朝室堂から来たみたいだった。この時、今日初めて剣の山頂が出た。 テントに戻るとちょうど天気予報をやっていた。明日の夕方から明後日にかけて、また大雨とか言っていた。かんべんしてくれよぉ〜。 |
⇒ 剣沢〜立山〜タンボ平 |